トレーナー業がサービスを考える際に考えておくべきこと3つ
トレーニング指導にせよ、ケアにせよ、トレーナー関連業も、時代の流れに合わせて自分たちの提供するサービスについて、自分なりに考察する癖をつけておくこと。
非常に大切な習慣だと思っている。
それぞれ関連性が高いわけではないが、私がここ1年ほどで考えていることを3つ、深掘りしていこうと思う。
あなたが自分のサービスを考え直す、1つのきっかけになるようであれば嬉しい。
ストックビジネスの転換期
ストックビジネス。もはや誰もが知っている言葉になっただろう。 一度契約したら契約終了するまで継続して 対価が支払われるモデルだ。
このストックビジネスを作っていくことが、ビジネスを安定させるための王道だ、という捉え方は、 2015年~2020年ぐらい王道として浸透してきた感があった。
今の時代に絶対に潰れず崩れないビジネスというのは、ガスや電気であったり、 昔の固定電話であったり、賃貸料みたいなものだ。これらもある種、大きなストックビジネスと言えるだろう。
ストックビジネスは「継続的な収益を得るビジネスモデルの概念」として捉えられる。
その中でも具体的な定期収益を上げる方法の一つとして、 今我々がよく使っている言葉がサブスクリプションだろう。定期課金型モデルというやつだ。
ストックビジネスの一つがサブスクリプションというふうに考えられるわけだが、新型コロナウイルスの蔓延の後の今の社会。
世の中の流れやサービスを見てみると、 「システムを作って微調整、 あとはある程度放っておいてもOK!」みたいなサブスクリプションモデルビジネスというのは、 継続が難しくなっているし、ハードルが高いなというのを改めて感じている。
少し前まではブログなども「典型的なストック資産」と捉えられていた。 YouTubeもそうだが、
これまで重宝されていた、この形は難しくなってくるだろう。
次から次へと飽きさせない動画コンテンツをお得にどんどん配信する、Netflixに代表されるような動画コンテンツも、正直頭打ちになってきている感がある。
まさに弱肉強食の世界になってきて強者しか生き残れない戦いになってきているのだ。
インフルエンサーによるオンラインサロンも活況だったが、 これも最盛期は過ぎたような印象を受けている。素晴らしいアイデアや能力を持っている人が多いが、それでも5年、10年と続けていき、同じ会員が5年、10年続いて入り続けるかというと、 これもまた難易度が高い。
積み重なっていく一番のストック要素とは何だろう?
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