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あなたの目の前の「自称体育会系」が本物か見抜く、たった1つの方法

資生堂がブランドの中の一部であるウーノを売却するなど、各企業が生き残りに必死だ。コロナ禍となり、大手企業といわれているところも優秀な人材確保にもの凄く苦労をしているようである。

そんな中であっても、大手企業では一定数の体育会系の採用枠があるのは有名な話だ。

特に人気が高いスポーツはラグビーということだが、感覚的には非常にわかる。ラグビーというスポーツそのものが、1人だけスーパースターがいて自分のことだけ考えてもプレーしても、なかなか結果が出るスポーツではないからだ。

大企業において、昔から体育会系の採用枠があるということ。これは一定の価値というか成果というか、基準になるなと判断されていることの証明だろう。

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なぜ体育会系人材は重宝されるのか

彼ら、彼女らはなぜ重宝されるのだろう。

その理由の一つが、不条理な世界を知っているということだ。

努力をしたからといって必ず結果が出るわけでもない、勝てるというわけでもない。一生懸命やっていたとしても突然の怪我に襲われたり、といった場面も出てくる。競技生活を通して、心身共にタフな経験をしているというのが大きいのではないか。

二つ目の理由は、単純にやり遂げる体力があるということだと推察する。この要素は若い世代において、特に二極化している部分だ。

メンタルが強い・弱いと言われることがある。しかし、精神論を語る上で、体力がある程度ないと気力も衰えてしまうのは自明の理。体力のある元気な若い社員が欲しいと思うのは、自然なことだと言えよう。


「自称体育会系」を見抜く方法

上記に挙げたような理由で、昔から体育会系が重宝がられているのだろう。

しかしここで難しいのが「体育会系という見せ方はウケる」という計算をする輩もまた一定数いるということだ。

私の経験から断言できるが、ずっとスポーツばかりやっていて、本当に運動しかできず全く業務ができない人ももちろんいる。口は達者であり、やる気を前面に出していても優れているのは要領だけ、という人もまた多い。

「自分は体育会系なんです」

そう口にする新卒者に対して、イメージから無条件に期待するのは、やめておいた方が無難だ。

しかし安心して欲しい。

ほぼ100%、あなたの目の前のその人が「本物の体育会系」なのか見抜く方法があるのだ。

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その基準というのが

別れ際、見送る際に本当に見えなくなるまで、その人がいなくなるまで頭を下げ続けて見送ってくれるかどうか

である。

私が関わってきた若手であったり、ベンチャーとして起業して結果を出してきている体育会系の人材というのは、めちゃくちゃ礼儀正しい。

会食の席などでも、

・上座、下座といった配置をさりげなくセッティング
・状況を見て、スッとお茶を入れてくれる
・グラス状況などを見て「次も同じものでいいですか?」など注文を取り次ぐ

付け焼き刃ではなく、こういった目配りや気配りがごく自然にできる。

そして何より心地いいのが、別れ際だ。

「本日はありがとうございました。今後ともどうぞ宜しくお願い致します」

年齢や立場は一切関係なく、きっちり相手に対する敬意を払う。そして見送った時に本当にずーっと頭を下げてくれる。ほとんど100パーセントだ。

こういったことがしっかりできる人が、本物の体育会系の人には多いのである。人となりがそれだけで分かる部分がやはり大事なのではないかなと思ったりしている。

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姿勢で信頼を勝ち取る本物の体育会系の戦友

私がずっと付き合いを続けている仲間の中に、株式会社アイニティアイという会社を興した濱田信也という人物がいる。

大阪体育大学を卒業するまで、ずっと野球一筋。小学校、中学校、高校、大学どのカテゴリーにおいても主将を任されたような、キャプテンシーのある人材だ。

私より一回り若いが、社員を2年経験した後、すぐに起業。

彼は本当に徹底していて、関西国際空港に送ってもらった際にも、別れの際、90°まで頭を下げてくれた。

「もういいよ、そんなに丁寧に挨拶しないでよ!ありがとう、ありがとう」

見送ってもらいつつ、そう伝えて、エスカレーターを降りている最中に、なんとなく気配を感じて、パッともう一回後ろを見ると、やはりずーっと頭を下げているのだ。

何だかその姿にものすごく感動した。本当に心がこもってしっかりと行動しているのが伝わったからだと思う。

こういう人物を大事にしないといけないし、彼から何か物事を頼まれたら、必ず自分の100パーセント損得なしで貢献したい。そう思えた瞬間だったのだ。

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今こそ本物の体育会系人材を大切にせよ

もしあなたの周りに体育会系を謳ったり、そういった雰囲気の人物がいるのであれば、一緒に時間を過ごしてみよう。

特に別れ際、最後のあいさつや礼といった、細部にこそ本質は宿るもの。

こういったところが大事にできる人と仕事をしたいな、信用したいなというところを自分で分析をしておいて、そこをチェックしておこう。

令和の時代こそ、体育会系の人材は今まで以上に重宝されるし貴重だ。このタイプの仲間を得られれば、実働だけでなく精神的にも強い味方となるはずだ。

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