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大学受験体験記

こんにちは、yuiです。大学生になってからもう半年以上経ちましたが、未だに大学生になったという実感が湧いていません。しかし、塾で講師のアルバイトをしていると、自分が受験生だったのがもう遠い昔のことのようにも感じます。

さて、今回は大学受験を終えた大学生が受験を通して思ったことについて書いていきたいと思います。

共通テストを受けるまで

私の大学受験の話です。先に言っておくと、私は現在、関西の私立大学(文学部)に通っています。
ちなみに国立・私立に関わらず、全ての大学で文学部を受けました。

私の第一志望校は高校1年生のときから受験本番直前まで変わらず、旧帝大と言われる大学の1つを目指していました。しかし、模試の判定はD,E判定ばかりで、良くてもC判定までしか取ったことがありませんでした。高校3年生の夏頃、担任の先生には志望校を変えるように勧められましたが、「共通テストが終わるまで志望校は変えたくない。」と言い張りました。

私立大学受験

私には妹がいるので、両親は前々から私に「浪人はさせない。私立にも行かせたくない。」と言っていました。浪人は絶対にできないので、行ける大学がなかったら困るということで、前期に2校の私立大学を受験させてもらいました。
1校目は、滑り止めレベルの県内の私立大学。2校目は、おそらく受かるだろうレベルの県外の私立大学。
結果としては、1校目の県内の大学は【合格】、2校目の県外の大学は【不合格】でした。受かるだろうと言われていたのもあり、不合格の文字を見たときは絶望しました。さらに、母に「不合格だった。」と報告すると、母は激怒し、3日間口をきいてもらえませんでした。

共通テストを受けて

共通テストの自己採点を終えると、第一志望校のボーダーラインまで約100点足りていませんでした。このまま出願しても確実に受からないので、この時点で志望校を下げることに決めました。

志望校を1ランク下げて、地方の中堅国公立大学を前期で受けることにしました。しかし、その大学の文学部は近年センター試験のボーダーラインが上がってきており、合格は厳しいと言われました。結局、後期に確実に受かるであろう大学に出願することにし、前期は「厳しい」と言われた大学に出願しました。
そこからは塾の自習室にこもり、ニ次試験の対策を死に物狂いでやりました。

前期の結果発表

死に物狂いで二次試験対策をやりましたが、共通テスト分の点数を巻き返すことは出来ず、結果は【不合格】でした。志望校を下げたにもかかわらず、不合格という結果に心が折れそうでした。
前期の試験が終了した時点で、私は県内の私立大学のみに合格していました。私はその大学にあまり行きたいと思っていなかったので、私に残されたチャンスは後期試験だけでした。

後期で賭けに出た

後期に出願していた国立大学は面接だけで、何事もない限りは絶対に受かると言われていました。しかし、その大学はもともと志望校に入っていなかったので、行きたいとは思っていませんでした。
その頃、父が私に「後期試験のある私立大学があるから受けてみないか。」と言ってくれました。その私立大学は前から少し興味があり、前期に受けるかどうか悩んでいた大学でした。私は受けさせて欲しいと父に頼んで、出願しました。この試験がラストチャンスだと思って勉強に励みました。(合間に学校で面接練習もしていました。)
受けるからには「絶対に合格するぞ!」という気持ちで勉強していたのですが、後期試験は毎年倍率がかなり高いため、受かるかどうかは分からないというような状況でした。

後期の結果発表

結果的に、後期は国立大学にも私立大学にも【合格】しました。試験の手応えからして、私立大学には受かると思っていなかったので、合格と分かったときには号泣しました。

結局どの大学に進学するのか

最終的に3つの大学から合格をいただいたのですが、私が1番行きたかったのは、最後に受けた私立大学でした。しかし、私立大学である上に県外だったので、お金のことを考えると、厳しい選択肢でした。親(特に母)は、「絶対に国立大学に言って欲しい。」と言っていました。
両親や担任の先生などとギリギリまで話し合いを重ね、自分の行きたい私立大学に進学することに決めました。
最後まで母は反対していたので、この大学に進学する条件として、奨学金を自分で借りること(就職してから自分で返済)を約束しました。

大学受験を振り返って

長々と書いてしまいましたが、私の大学受験は決して成功とは言えません。しかし、この大学に進学してみて思うのは、あのときの自分の選択は間違っていなかったということです。
私は最後まで自分の「行きたい!」という気持ちを優先させました。また、志望校を下げたときも、行きたい学部だけは絶対に変えませんでした。そのおかげで、大学で自分の学びたいことを学ぶことができています。自分の興味があることを学ぶのはとても楽しいです。
さらに、規模の大きな私立大学ということもあり、多くの人との出会いがありました。大学で最初にできる友達が中国人留学生だなんて、高校生の頃の自分は想像もしていませんでした。
1年前の今頃の自分は、1年後この大学に通っているなんて全く思っていませんでしたが、今が楽しくて充実しているので満足です。

最後に

たしかに、自分の第一志望校に行けるなら、それが1番いいことなのかもしれません。しかし、大学という場所は長い人生のうちの通過点にしかすぎないと、私は思っています。つまり、『どこの大学に行ったか』ではなく、『そこで何を学んだか』『どんな経験を積んだか』の方がきっと大切です。だから、私は自分の選択に後悔はしていません。

いまこの大学に通わせてくれている両親に感謝しながら、自分なりに大学生活を楽しんでいけたらいいな〜と思っています。


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