衆議院選挙2024

10/27に行われた衆議院選挙の雑感みたいなのを軽く。今回の選挙では与党自民・公明が惨敗した。でも、だからといって野党も支持されたとは言い難い。以下各党の比例代表の票数

自民  1991万票→1458万票 -533万
立憲  1149万→1155万  +6万
国民  259万→616万  +357万
公明  711万→596万  -115万
維新  805万→509万 -296万
れいわ 221万→380万  +159万
共産  416万→336万  -80万
参政  なし→187万
保守  なし→114万
社民  101万→93万   -8万

これを見れば分かる通り、自民が大きく票を減らしているけど、それが国民や参政、保守といった中道政党や右派の二つの政党に流れている。特に前者は石破自民に不満を持つ、浅い自民寄りの支持層に政策が響いたんだと思う。4倍増の議席獲得は大きな受け皿になったということ。将来的に野党第一党争いをする可能性もあるといえるね。埼玉では公明代表に勝利するなどインパクトも大きかったといえる。立憲も議席は増えたけど、そこまで増えなかった感じがする。立憲は受け皿にはなっていないということだね。だって裏金がーと相変わらず批判ばっかで、中身もない。政権交代? で? その後何をするの? って話だ。政権交代は英国みたいに二大政党制として必要かもしれないけど、それが立憲に担えるとは全く思えないね。皮肉にも野党共闘をやめたら議席が増えた形に。共産なんかが付いたら選挙区では無党派層が拒否反応示すだろうし二度と共闘はないと思うけどね。
そして、メディアが煽った割には立憲はほぼ横ばいで左派票が反エスタブリッシュメントなれいわに流れているのが分かる。共産も敗北に等しい。そもそも共産党が未だに議席を持っている事自体がおかしいって話なんだけどね。欧米のほとんどでは超泡沫だし、古いしいらねえーって感じ。時代的にとっくに役目を終えていると思うんだけど(左翼活動家はどうか知らないけどさ)

維新も比例では完敗。大阪だけのローカルナショナリズムに偏っている政党でしかなく、大阪以外の人間から見ればじゃあ自民か国民民主でいいよねってなった人が多いんじゃないかな。新興勢力も台頭し、参政党と日本保守党が初の議席獲得。ヨーロッパで吹き荒れる極右(半分はメディアのご都合主義的なものだけど)の風が日本でも吹き始めている。保守層の一部を掬い上げる結果となった。
今回の各党の結果は転換点になっていく可能性もあるかもね。

今回は、自公で過半数割れになったわけだけど、小泉進次郎が総裁と幹事長の慰留を振り切って選対委員長辞任。10年後ぐらいにまた総裁選に出てきそうだね。今はまだやめた方が良いと思うけど…今回の総選挙、仮に高市政権だったら、少なくとも自公過半数維持はできたかなと思う。自民党は総裁選から既に失敗の道を歩んでいたってわけ。その後の対応だってブレまくりだったし、東京や関西をはじめ都市部ではほとんど総裁選党員票で高市が票を取っていて、それで決戦投票でひっくり返したんだから自業自得でしかない。あんな地味で暗いイメージのある石破を選ぶようではだめだね。それこそ特定の派閥の論理に偏り過ぎだ。自民が次の選挙で勝つには高市を総裁にした方がいいと思うけどね。英国では三人女性首相が出ているんだから、いいと思うけど。石破のままでは国民民主を連立に加えるのは無理かなと思うよ。

 ちなみに地元の選挙区では自民党の候補が小選挙区当選。比例で野党の議員が当選した形になった。お隣の選挙区だと立憲が当選したけど、自称立憲サポーターで共産支持の極左活動家曰く、ネトウヨタウン(笑)千代田区は自民の候補が上回った。つまりそこまで信任はされていないという事だ。70代半ばのじいさん候補って立憲の人材不足は深刻だね。長期的に見れば立憲の退潮傾向は続いていると見たほうがいいかもね。個人的に今回裏金問題は考慮しなかった。(てかただの記載漏れでしょ?)酒配った立憲の議員や他の記載漏れをした野党議員はどうなるんだって話。クリーンで無能な政治家増やすよりダークで有能な政治家の方がまだ良い。国益を守るタフな交渉はそれくらいじゃないとできない。日本だろうが海外だろうがね。騒いでる奴らは政治の意味を理解してないってかできないんだろうね。理想だけでは政治は進まない。利害調整と利益分配。これができないと政治家は務まらないよ。理想は持ちつつもいかにリアリストになれるかなんだと思うけどね。

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