2016年 1月に書いた文章
2016年
あけましておめでとうございます。
2015年、色々なことがありすぎて、ろくに文章も書けずにいたら、大晦日になっていました。そのまま、ぼんやりしていたら年が明けてしまった。
今でも何を言えばいいのかわからなかったりします。
もうすぐ舞台「ブルールーム」初日です。
昨年、ナショナルシアターライブで上映されていた、ビル・ナイ、キャリー・マリガン出演の「スカイライト」と同じ脚本家デヴィット・ヘアーの戯曲「ブルールーム」。
ヘアーの作品は、人間っていうものが描かれてて、そこがすごく面白いです。人生って全然きれいごとじゃなくて、でも、その中に、宝物みたいな一瞬があるかもしれない、あったかもしれない、ないのかもしれない、なかったかもしれない、でも、それにセンチメンタルに浸ったりしないで、前に進んで行く人間が描かれています。
2016年のはじめに、そんな作品に関わることができて幸せにおもいます。私の言いたいことは、全部、劇中の人物が言ってくれているよ。
そして1/29は「すいているのに相席3.5」です。お待ちしています。
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*追記*2019/7/8
本当に、人生って全然きれいごとじゃない……それにしてもこんなことってある? いくらなんでも、ちょっと! って思っていた当時。
『ブルールーム』での私の役どころ、キーポイントが「許す」や「受け入れる」ってことだったのだけど、「あー俳優はこうやって役に癒されるっていうこともあるもんなんだな」って感じながら演じていました。現実の私は、起きた出来事に対して「許す」「受け入れる」どころか、どの立場に立てばいいのかもわからずにオロオロしているばかりだったけど、演じた「若い女」役は、ちゃんと相手を受け入れていたから、そこに助けられていました。すごく。みんなダメなひとばっかりだよね。いやでもダメにも色々あってな……とかいまだに考えてしまいますけども、でもここ数年でダメなものに対する『ダメ!』ってエネルギーちょっと高まりすぎてるかも……うーん……。