心は動くからこそ恋は叶う
私が占いやスピリチュアルのことを集中して学んでいた頃に、私のまわりでは、思いを強く持つことで願いを叶える「引き寄せ」を実践する人も多く存在しました。
引き寄せは私も興味を持ったことがあり、理系の大学講師の友人とその理論について検証し、確かに引き寄せられることはわかったので、私も疑ってはいません。それはともかく
１、心は良くも悪くも動くもの
引き寄せを実践する人の中には「お金を引き寄せるのは難しくないけれど、恋を引き寄せるのは難しい」とか「お金より人間関係の願いを叶える方が難しい」と感じている人が多い印象で、私にはそれがとても意外でした。私にとっては、お金を引き寄せる方が難易度が高かったからです。逆に人の心は難しくないと思っていました。だって
動くもの（心）の方が、動くのだから、動かしやすいよね？
お金は１人では動いてくれないため、願うだけでは動かせないけれど、人の心というのは割とすぐ変わりませんか？
昨日まで何とも思っていなかった人と、会うはずのない場所で偶然会ったり、突発的に優しくされたりした時に急に意識しだすのはよくある事だし、嫌いだと思っていたのに、実は良い人だということがわかったらその瞬間から好感度が上がる事もよくある事だと思います。
ただ、少なくない人が、その心の動きは本人の中だけで起きているのであり、こちらからその操作はできない、起こるとしたらそれは偶然に起こるのであり、しかもあまり頻繁ではない、と思っているのだと思います。
または、心はすぐ動くからこそ、おつきあいしてもすぐ浮気されるんじゃないかとか、美しさや若さで、惹きつけておかないとどこかへ行ってしまうんじゃないかとか、そもそもそういう人のところに男性は集まるんじゃないかとか
どうしても考えてしまうのかもしれません。
２、必要なのは容姿ではなく愛嬌
私は、どう転んでも容姿には恵まれていませんし、背も小さく小太りです。
美人ではない、ただし「愛嬌はある」と言われます。
この「愛嬌」は、恋愛の必須条件だと思います。
美人でスタイルが良い人は、恋愛の導入部では有利に働くことがあるかもしれません。人が美しいものに惹かれるのは自然の摂理であります。
でも仮に美人でも愛嬌がない女性は、実は恋が長続きしないし、案外とおつきあいに発展しないことも多い、その決め手は、愛嬌なのではないかと私は考えています。
私の友人に、誰が見ても色白で美人の女性がいるのですが、彼女は自分ではそれをメリットと捉えられておらず「子どもの頃から私より妹の方が、みんなに可愛がられていた」と話します。
そして、確かに友人の方がはるかに美人だけど、妹さんの方が愛嬌があると感じました。キレイ系と可愛い系、のような分類とは違います。
一言で言うと、愛嬌があるというのは、人懐っこさを感じさせる柔らかさ、のようなものです。
３、愛嬌は本能的性質
この世に愛嬌がない人間は存在しないそうです。
女性なら誰もが持っている、無邪気さや素直さ、リラックスした状態、豊かな感情表現などは、男性を癒します。そしてそれが「ずっと一緒にいたい」という気持ちになる。
それが一致すると、恋が起こる。
経済的にとかじゃなく本能的に「守りたい」と思えば、愛にもなる。
愛嬌は本能だから、そこに一旦惹かれたら心変わりしにくいんです。多少体重が増えようが老けようが、簡単に心変わりしない、それよりももっと愛おしくてあたたかくて離れがたいものだから。
だから恋の始まりも、その継続も、愛嬌の部分が大きいかもしれないと私は思っています。
愛嬌は男性にもありますが、生物学的には特に女性に非常に多く持つ本能的性質で、それはしばしば優秀な遺伝子を獲得するための武器になっています。
あの子、ブサイクなのになぜかモテる、という子がいたら、女性から見ると「性格が良いしね」のような理由に思えたとしても、男性から見た理由はもしかしたら抗いがたい「愛嬌」なのかもしれないし、愛嬌でつながると縁も深くな理やすいんだと思います。
４、愛嬌の磨き方
先ほど出てきた私の友人とは長いつきあいで、彼女に愛嬌があるのは私もよく知っています。私の100倍は優しい、かわいいところもたくさんあります。
ただ、あんまりそれを表現しないというか、裏表がない性格だけれどそれをストレートにビシッ！と言うし、表情がかたいし、自己肯定感が低め（自分で言ってた）のところもあって
本来持っている、無邪気さや陽気さが引き出されていない感じがします。
彼女は恋愛すると「怖い」「好きすぎて緊張して自然に振る舞えない」「どう思われているのかが気になる」と話していたから
自分らしくいられない状況が愛嬌を閉じ込めてしまって、恋がうまくいかないというのは因果関係がありそうです。
愛嬌を引き出していこうと思ったら少しずつ
素直でいる（人の話を聞く）
無邪気でいる
陽気でいる
自分の感情を表現する（ぶつけるのではなく表現する）
嘘をつかない
甘える（１人で頑張りすぎない）
この辺りを意識していく事なんだろうなと思います。これは人間関係全般にも言える事なので、一生モノ。
好きな相手を射止めるにはこれに、偶然性とか、意外性とか、そういった要素を加えていくのが有効かと思います。
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