砂場遊びに見る、暮らし、成長、非認知能力
「○○ちゃん、今日は砂をスコップですくって遊んでいましたよ。
スコップの動きとスプーンの動きってとっても似てると思いませんか?
そろそろ食事の時にスプーンを持たせてみてもいいかもしれませんね。」
「え!?そうなんですか!じゃあ砂場道具買います!」
そう言って翌日には砂場道具を買っていたお母さんの行動力と食いつきぶりに、当時は結構たまげたものでした。笑
これは保育士として0歳児担任をしていた時のエピソードのひとつ。
夕方お迎えに来たお母さんに、その日の公園での遊びの様子をおしゃべりしていた時のはなしです。
遊びと暮らし、遊びと成長がひと連なりであることは当たり前、というのが当時の私の感覚で。
それをポロッと伝えたことが、お母さんにすごく響いて、行動を起こすところまでつながったというのが、当時の私には新鮮で。
そして、私が伝えたいのってここかも、と思ったのです。
子どもの行動が、一見無意味でも、ナンセンスでも、暴力的でも、無秩序でも。
きっとその子なりに、もしくは本能的に、必要だからやっていることで。いくら「ダメダメ」言われても止まらないことも多い。
むしろ今回のエピソードみたいに「そうだったんだ!」って新しい視点に気づいたら、ちょっと気持ちが楽になることもあると思うから。
これからも少しずつ、新しい視点、面白がる視点、発信していこうと思います。