子育てと仕事をしながら日大通信で二年で中高国語の教員免許を取得できた話。
こんにちは。ゆいです。
本日、2020年2月29日に教員免許状が届きました。
私は最初に通った大学で教員免許を取り損なってしまい、一度は一般企業の就職も考えましたがどうしても諦めきれず、日本大学通信教育部で免許を取得しました。
日大通信には、私と同じように一度社会へ出てから教員免許を取得するために頑張っている様々な世代の方がいます。通信大学は、孤独な戦いになることもあれば、自分の動き方次第で生涯付き合っていきたい最高の仲間にも出会えます。これから通信で教員免許状を取得する方の一助になればと思ってこのnoteを書きます。
後半では具体的に習得した科目、勉強法、成績も公開!あの超絶かもしゅうが難しい国文学講義Ⅲをパスした勉強法、教員採用試験対策として最も役に立った科目についても触れています。価格なりの価値はある内容だと思いますので、ぜひご一読ください。
【編入学まで】大学院か通信大学か
私は高校を卒業した翌月から都内の某私立大学に通っていました。教員免許を取るつもりでいたので一年生からそこそこ真面目に単位を取っていました。しかしながら、私が通っていた大学には、単位を取得してもある一定のGPAを越えなければ教育実習へ行かせてもらえないという制度があり、私はそれに引っかかってしまいました。
大学を卒業したら大学院へ進学して実習へ行き、免許を取ればいいと考えましたが、自分が何をしたいのか改めて見つめ直しました。
教育に関する勉強をすることはもちろん好きだけど、参考文献を漁って論文を書きたいわけではない。だけど自分が興味を持ったことに対して本を読んだり、学会で話を聞いたり、直接子どもたちと関わることは好きだ。おまけに大学4年間、東京で一人暮らしをして私立大学に通ってしまったからこれ以上奨学金も借りられない…。
教員免許取得と自分が好きな勉強をする時間を確保できること、金銭的に節約できることを条件にネットで色々検索したところ、通信大学という選択肢に辿り着きました。子育てと仕事があることから、学校に通わなくても単位が取れるということがやはり最大のメリットでした。
他大学からの編入学で教員免許を取得できる通信大学は日本にいくつかありました。私が住んでいる広島県から一番近いのは京都の大学。東京には複数。まずは場所の面で、スクーリングを言い訳に東京へ行きたかったので(笑)、東京の大学にしました。
そして、口コミ等を見ていると、日本大学はメディア授業や地方スクーリングも多く、信憑性は分かりませんが比較的単位をくれやすいという書き込みを見たので、決めました。目的がある以上やはり単位は取りやすいところがいいなと思ったので(笑)
2018年4月下旬に入学の申し込みをして、2〜3週間前後で学生証が届いたと思います。そして、学生証が届いた2日後に、例のラグビーの件があり、母親から「日本大学の学生としてどうなのよ!!」冗談ですがツッコミを受けました(・∀・)知らんわ!!
【事件】初めての試験、受けられず。
私は法律で定められている教員免許取得に必要な単位のうち、実習及び実践演習以外のものは全て前の大学で取得していました。しかしながら、日本大学通信教育部に他大学から編入学して教育実習へ行くには、日大通信で10科目の単位を取る必要がありました。
日本大学通信教育部には、一年間で4回の試験(通称かもしゅう)があり、それぞれで4科目の試験を受けることができます。4月に入学した学生は第一回科目習得試験を受験できないので、第二回以降の合計3回の試験を初年度は受けることができます。要するに入学した年度内に12科目受けることができます。
フル単でいけば今年度内に10科目習得して、来年春には教育実習へ行けるぞ!!と意気込んで、急いでレポートを提出し、第二回かもしゅうに向けて猛勉強。しかし6月上旬、試験数日前になって気付いたのです。
あれ?受験票が届いてない…
私、やらかしました。レポートを提出すれば自動的に試験が受けられるものだと思い込んでいました。そう、科目習得試験の申し込みをしていなかったのです。
ああ…4科目の取得の機会を失ってしまった……スクーリングやメディアを受ける余裕はないし、来年の秋実習に照準を合わせよう。
ある意味挫折から始まった私の日大通信生活をここからは時系列で追っていきます。
【予定は詰めてお金は節約】一年目の流れとお金
6月。勉強のモチベーションを上げるために日大通信の方たちと繋がるためのTwitterアカウントを設置しました。そしてその直後に、例のかもしゅう申し込みしてない事件が発覚しました(笑)
7月には、介護等体験の事前指導のため、一日だけ市ヶ谷にある日大通信のキャンパスへ。初キャンパスにわくわく(・∀・)ワークショップでペアになった男性は、地方から来られている高校の先生でした。中学校の免許取得のために日大通信へ入ったとのことでした。
9月は第三回科目習得試験!私にとっての初めての試験でした。地方会場では各時間多くても部屋には8人。4時間フルで受けていたのは私だけでした。単位取得には関係ないけど、その一週間後にTOEICを受けました。この時のスコアがまあ就活でよく褒められるので、やっておいて良かったことの一つです。
11月に母校へ翌年秋の教育実習を打診。実はその年の春にも担当の先生に軽く話をしていましたが、秋の実習は原則行わないからと断られました。日大通信の教務課に相談すると、なんと大学の方からも正式に文書で依頼をしてくれて、ここでやっと検討しますと言ってもらえました!教務課のXさん!本当にありがとう(´;ω;`)
12月は第四回科目習得試験。ここもフルで受けました。
年が明けた1月。母校の方から秋の教育実習OKの連絡をいただきました!!!ああ…これはもう全力で単位取らなければ!!!
そして2月。やっぱり一科目だけ、自分の苦手な分野のスクーリングを受けに二週連続土日の市ヶ谷へ。
これで一年目はおわり。かかったお金は①介護等体験事前指導②スクーリングが各1万円だったので2万円+交通費と宿泊費です。
東京でのスクーリングの際は1歳の息子と一緒に上京して、元保育士の知人に預かってもらったり、実家に預けて一人で上京したりしました。試験前には仕事をセーブしたり、家族に子どもを見てもらったりと周りにはかなり協力してもらいました。感謝^_^
【出費多め!】二年目の流れとお金
4月は第一回科目習得試験。正直この時点であと一科目取れればいいという状況でしたが、何がなんでも単位不足にはできないので、フルで受けました。3回目ということで、試験監督のオジ様ともすっかり仲良くなっていたので、お礼を言って試験会場をあとにしました。
5月。万が一第一回かもしゅうが全部落ちていたら大変なことになるので、念の為GWスクーリングへ行きました。5月末には単位が確定して秋実習へ行けることが確定しました!やったぁ!
6月は介護等体験の特別支援学校2日間。自宅から電車で30分ぐらいのところにある特別支援学校でした。楽しかったなー。それから、教員採用試験を受験しました。
7月は教育実習事前指導。この時初めて、自分と同じタイミングで教育実習へ行く人たちと初めて顔を合わせました。感動!Twitterのフォロワーさんにも会えて感動!私は国語科ですが、英語科が圧倒的に多かったです。国語科は10人いないくらい。
8月末から3週間の教育実習。これはまた別のnoteに書きたいです。とても充実していました。ちなみに教育実習が始まる2日前には教員採用試験の二次試験も受けました。これについてもまた後日。
11月・12月の二週かけて教育実習事後指導と教職実践演習。これが教職生最後のスクーリングです。感慨深かったなあ…。
年明けた1月に介護等体験の社会福祉施設で5日間実習。利用者さんともっと一緒に活動したいなあ…と、最終日は少しさみしかったです。これで教員免許取得に必要な全ての課程を終えました。
1月末に教育実習及び教職実践演習の成績が出たので、すぐに「学力に関する証明書」を大学から取り寄せ、教育委員会に免許を申請。本日、2月29日、教員免許状が郵送で来ました。あとは日大に退学届を出して終わりです。
二年目でかかったお金は、①スクーリング②教育実習事前指導③教職実践演習が各10000円、④介護等体験が15000円(もしかしたら違ったかも)、⑤教育実習に25000円、⑥免許申請に6800円の合計76800円+交通・宿泊費です。こうして見ると結構かかったな。就活もしたのでこの一年ほんとお金使いました…。お願いなので、この後の有料ページ読んでください(切実)
履修した科目は一部かもしゅう落ちで再受験したものもありましたが、全て取得できました。特に国文学系の授業は、レポートや科目習得試験に合格するのがとても困難なものも複数ありました。
ここから下は、具体的に私が取得した日大通信の単位や取得方法、勉強法について詳しく書いていきます。成績も公開しています。冒頭に書いた通り、教員採用試験対策として最も役に立った科目についても書いています。これから教員として新天地で就職するにあたって、新生活資金が必要なので、有料とさせてください><
【教職科目】取得した単位と勉強法と成績
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