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白黒つけなくても。

人生において、
はっきりと、白黒わけられることは少ない。

でも
子どもの時からテストで
良い点をとれば◯
悪い点をとれば✖️

褒められたら◯
怒られたら✖️

そんな基準が身につくと、自然と「いい子」を
演じたり、悪い点数の科目は「苦手」だと
決めつけて、自分という枠をつくっていく。

そして、真面目であればあるほど、
自己肯定感がなければないほど、
どんどん「正しい」「間違い」の基準でしか
判断できなくなってくる。

世間一般の常識や周りの当たり前に合わせて
正しい、間違いに当てはめて行動していく自分と

たまに見かける、そんな枠を気にしない、
自由なアイツ。

なんで私がこんなに頑張っているのに
アイツは自由にしてて怒られないんだ!

気づくと、自分を正当化するために
余計に頑張っていたり、アイツの不正を周りに
報告するために必死で監視していたり。

周りに「仕事しないやつ」なんて
どこにでもいるけど、それを目の敵にするか否か

でも仕事しないのはダメでしょ
みんな同じ給料もらってるのに、
間違ってるよ

ずっと、そう思って働いてきたし
それが間違いであることを証明するために
ソイツの行動を逐一見張っていた自分もいた。

でもさ、そういうことを報告してる時は
ちょっとした優越感に浸れたりするんだけど
結果、なにも変わらないんだよね。
ソイツが退職する訳でもなければ、
わたしの評価が上がる訳でもない。

そうして、今度は上司や会社に怒りを覚える。

こういったことが理由で
転職したことは何度もある。
(ちなみに32歳で転職経験、25回)

そうして段々、
結局どこの会社も同じか
わたしを正当に評価してくれる所はないのか
もう自分でやるしかないのかと

起業だなんだのセミナーに100万使ってしまったり

転職も収入ばかりに目がいくようになった

そうして色んな所で働かせてもらった
いま思うのは、

すべては自分がつくっている。

そして、人生に正解なんてなく
自分がどう思うか、が重要であって、
自分次第でいくらでも正解はつくれる。

正しい、間違いでは判断しきれないものがある。

相手が黒なら
わたしが白で
それぞれの色(価値観)があるからこそ
自分にない色(価値観)を知ることで
世界が広がったりしていくんだ。


いま進む自分の道が正しいのか間違ってるのか

白黒はっきりつけなくても

自分がいま進むその道が「楽しい」のかどうか

正解かどうかは、そのうちわかる

それまでは、このグレーな状態を

受け入れて、焦らずゆっくり楽しもう。


衣月