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ワーホリビザを使って、カナダを大冒険したお話。

こんにちは!JUINOです。昨年の5月に日本を経って、ワーキングホリデービザを使ってカナダに1年間滞在した私ですが、今日は、その1年で基本的に何をしたかということをざっくり書きたいと思います。

まず、ワーキングホリデー??って何か。
それは、このビザを持っていると「日本以外の国でも働ける」ということです。しかし、絶対に働かないといけないというわけではなく、学校にいってもいいし、ニートをしてもいい。自由なんです。そこで私は、【旅】をしました。
 基本的にカナダの土地はほとんど放浪しました。西から北へ北の方から東へと横断をしたり、一年間かけて、いろんな街で時を過ごしました。

そして私がこだわったのが、新しい人と新しい景色に出会うこと。そのために、路上で書道をしてプレゼントしたり、フリーハグ、路上ライブしたり、できもしないスケボーを持ってやたらとスケートパークに足を運びました。

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旅中の移動はヒッチハイク、宿がない時にはホームステイをしました。ある時はスーパーの店員さんのお家に泊めてもらったり、動物園の主のもとでお世話になったり、おじいちゃんと2人でヤギがいる野生的生活、リアルハイジ生活をしたりもしました。

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それらは私にとって完全に新しい経験、そして世界でした。この1年で何を学んだか?と聞かれると、本当に一言では表せない。これが正直な気持ちです。笑

ですが、新しい人に会うために行動し続けた結果、大人の方1人1人が今まで歩んできた人生のあり方、価値観をいっぱい知った。初対面の私に見せる、子供の純粋な輝く目を見た。辛い時に全てを包み込んでくれる自然というものがある、ということを知った。私は身体の五感で幸せを感じる、 の意味を実感しました。

放浪旅は簡単なものではなく、ある時には今日死んじゃうかもしれない、と考えたことさえありました。ですか、困った時には必ず誰かが助けてくれました。

私はこの旅で、生きる力を学んだんだと思います。

最後に、旅中に出会った人ブライアンからもらった言葉を紹介して今日は終わりたいと思います。

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オーロラが見れることで有名なYukonという大自然、大田舎に姉と2人で過ごしていた時のこと。私たちはある事情でその土地を離れることになりました。


 そこで、その日にでも飛行機をとってその街を経たないといけない状態になったんです。

しかし、そもそも空港があるホワイトホースという街まで行くのに、車で高速道路を3時間走らなければいけませんでした。私たちは車を持っていなければ、周りに人さえいない。なので、空港のある街まで行く人はいないか、連絡先を知っている人に聞きまくりました。

しかし、誰も行く人はいませんでした。そんな状況まで追い込まれ、極寒の中ヒッチハイクするしか方法は無くなってしまいました。。

 と、そんな時!救世主が現れたんです。ブライアンという方。彼は、私がその街のコンビニで働いていた時の常連さん。彼は1度、仕事があるからホワイトホースには行かないな。と私のメールに返信したのですが、「最後に君たちにお別れを言いたい。」と、わざわざ私たちの住むところまで来てくれたんです。


【ブ】「仲良くなったばかりだったのに、寂しいよ。2人はホワイトホースまでの交通手段が見つかったのかい?」
【私と姉】「見つからなかった。。だからヒッチハイクで帰ろうと思ってる。」
【ブ】「そんなことだろうと思ったんだ。こんな極寒の中ヒッチハイクなんて危険な事、絶対にやめてほしい。僕は、今日仕事を休んだから、ホワイトホースまで送ってあげるよ。」
 

私と姉は涙が溢れて止まりませんでした。本当に困っていたときに、時間を割いて助けてくれたブライアン。そして彼はこんなことを言いいました。


【ブ】「君たちに、ホワイトホースから次の行先までの飛行機のチケットをプレゼントするよ。急に決まってまだ飛行機をとっていないんだよね?」
【私と姉】「そんなの、ダメです!!これは自分たちで取ります!」
【ブ】「いいんだよ。甘える時は甘える!分かったかい?☺️」

 私たちは、あまりの彼の優しさに完全に言葉を失っていました。ただ、「本当にありがとう。」と言い、彼にひとつだけ質問をしました。


【私】「ブライアン、何でそんなに優しいんですか。」

【ブ】「それはね。僕が困っている人がいたら助けたいし、単純に人に喜んで欲しいと思って生きてるからだよ。こんな考えになったのも、僕が今まで生きてきた中で、沢山の人に助けてもらって、愛を受けてきたからだよ。だから僕は、それを広めるのがその人たちへの恩返しだとも思ってるんだ。君たちには、二つのことを僕と約束してほしい。1つは、これからの人生で、困っている人を見たとき、僕を思い出して助けてあげること。世界に愛を広めてほしいんだ。それが僕の願いだよ。もう一つは、次の場所でも残りの旅を安全に、最高に楽しむこと。頼んだよ!」

 この言葉を言っている時のブライアンは目を真っ赤にして涙を浮かべていました。
 

 そんな彼の熱い気持ちと愛をもらって、私たちはそれまで以上に、人に”与える”と言うことを意識するようになり、また新しい道に進むことができました。
 私は、見返りを求めない愛こそが、本当の愛なんだという事を学びました。

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最後まで読んでくださってありがとうございます☺️
このブライアンの言葉をそのままここに書く事で、少しでも多くの人に、彼の考え方が広がって、恩返しできていたらなあと願います😌🌈

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