【実装手順】fincodeオンライン決済API
本稿は、私がfincodeを学習しながら備忘録として書いたものです。
あくまでも私の理解を支援するための記事としてまとめているので、読みづらい点ご容赦ください。
前書き
私は会社員の傍ら、趣味の一環として新規サービスの企画・開発・運営を行なっています。
アフィリエイト形式の収益モデルが多いですが、時たま、サブスクリプションなどの月額サービスも作ったりしています。
その際、今までは「Stripe」を主に活用してきました。
それまで順調に運用していたのですが少し前あたりのことです。過去にリリースしたサービスに関して「[重要なお知らせ] XXXX様の Stripe アカウントの閉鎖につきまして」というメールが来ていました。
中身を読むと禁止事業に当たっているから期限までにアカウントを閉じてくださいとのこと。
もちろん事前に確認してたし、何なら同じ業種の競合サービスもStripeを使っており、そちらは問題なく運営されていることから、何かの間違いでは?と思いました。
そのメールの下部に「お客様のビジネスについて誤解または分類の誤りがあると思われ、アカウントの再審査をご希望になる場合は、Stripe ダッシュボードで以下のフォームにビジネスの詳細情報を記載してご提出ください。」とあったので早速、異議申し立てを行ないました。
ここでふと思いました。「このままStripeを使い続けてよいのだろうか」と。
真面目に運営していても、こういった予期せぬ間違いである日突然収益が途絶えてしまうことは大変悲しいです。
プラットフォームの方針には逆らえませんので、例え同業他社はおとがめなしでも、上がダメと言ったらそこで試合終了なのです。従うしかありません。
いち、ビジネスオーナーとして今回そういったリスクに直面しいろいろ考えた結果、Stripeから別の決済代行会社に乗り換えることにしました。
もちろん、異議申し立てで私の言い分が通れば御の字ですが、その結果が来るまで何もしないというのも不安で仕方ありません。
何より、もし却下された場合そこから別代行会社を調べて実装して。。。をしなければならず、時間のロスや新規顧客の獲得損失に繋がります。
そのため、やっぱり最終的には脱Stripeをしないと思い、fincodeに乗り換えることにしました。
APIが使えるオンライン決済はfincodeの他にも多々あり、例えばPay.jpなんかもよさそうでした。
fincodeに決めた理由は、GMOグループが運営しており、創業も2002年と実績もあったからです。
fincodeの決済手数料は取引1つに付き3.6%でした。Pay.jpやStripeも同様の利率なので、乗り換え前後で価格費用の増減はほぼ変わりません。
ただ、売上金の出金手数料として400円かかってしまう点はつらいですが、Pay.jpでも出金手数料はあったので、国産決済代行会社という点を加味して良しとしました。
API Reference
エラーコード
fincodeAPI (1.0.21)
開発とモニタリング
Webhookのやり方など
fincodeの構築方法~決済JS編~
テスト環境で決済を実行する
JavaScriptからリクエストの出し方など
本番環境で通知設定を行う(Webhook)
後書き
私は普段Laravelを使って実装しているのですが、Stripeだとクライアントからサーバーを行ったり来たりして、DBに登録してとかいろいろやることが多かった印象がありました。
しかしこのfincodeはクライアントだけで完結できるというとってもシンプルな実装になり、すごくわかりやすかったです。
ただ、ドキュメントはまとまりがなく、欲しい情報を探すのに苦労しましたが、Stripeのように複雑な機能はないためか、探せば欲しい情報は全部ドキュメント内にあったのはよかったです。
ドキュメント理解~実装までほんの5時間ほどでできたので、私のように今すぐ導入したいタイプにとっては、有難い限りでした。
私としてはStripeのような複雑高性能なものは要らなかったようです。fincodeのように、できることは少ないが、その分簡素で洗練されたオンライン決済APIが欲しかったということに、今回気づくことができました。
今後もfincodeを使っていきたいと思います。