くわばら、くわばら
そこそこお年を重ねた方は、
この「くわばら、くわばら」知っているし、
口にしたこともあるのではなうでしょうか?
私、すでに1ヶ月くらい前の話になりますが、
桑畑の草刈りをしている時に雷が鳴り出し、
黒雲が空を覆い始め・・・
もう少し、もう少しだけ刈りたい!!
周りには建物はおろか、背の高い木もない。
金属の刈り払い機を持っているし、どうしよう
そんな時に思い出したのが、
この「くわばら、くわばら」
日本では古来より、この「くわばら、くわばら」が
おまじないとして唱えられていたのです。
蚊帳の中で「くわばら、くわばら」
ご存知のように「くわばら」は「桑原」
その語源は、昔、桑原村という地の井戸に雷神様が落ち
家の住人が、素早く蓋をしたところ、
雷神が「もう桑原村には落ちないから逃がしてくれ」と
頼んだという伝説に基づいています。
一説では、宮崎県福島村の桑の木に雷神が落ちて怪我をしたので、
もう二度と落ちなくなったとも言われます。
青森県では、雷が鳴ると桑の葉を頭にのせたり、
家の入り口や窓にさすと雷が落ちないと伝えられているそうです。
そのような話を思い出し、ちょっとだけドキドキ・ビクビクでしたが
無事目標まで草を刈り終え、
雨も本降りに鳴る前に車に駆け込むことができました。
地域にいくつか桑畑、家の庭には桑の木ですかね(笑)
*一部、井上重治先生のマルベリーの恵みより抜粋