Web技術の基本と簡単な仕組み
Webとは
インターネットを通じて提供される情報(検索やSNSなど)公開する、あるいはそれらをやりとりするための仕組みをWebと呼びます。
Webの正式名称
World Wide Web(世界に広がるクモの巣)、頭文字でWWWと呼ばれます。
Webの大きな特徴
ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージと呼ばれる言語で構成されたWebページ内に、別のWebページを参照できるハイパーリンクを埋め込むことができるので、Webページ同士がリンクして別のWebページへ次々と繋がり、世界中のあらゆるWebページから、さまざまな情報を得ることができるので、全体で大きな情報の集合体とすることができます。
「世界に広がるクモの巣」という意味でWorld Wide Web(WWW / Web)と名付けられました。
Webとインターネット
インターネットとWebは融合し、世界中に広まった
Web
欧州原子核研究機構(CERN)のティム・バーナーズ=リーさんにより、各国の実験者がすぐに情報にアクセスできるようにする為、ENQUIREというシステムを開発し、改良を重ねWorld Wide Webが誕生しました。
その後、ご自身でWebブラウザとWebサーバーを開発し、インターネット上で公開を始めました。
インターネット
米国国防総省の高等研究計画局(ARPA)によって、各地のコンピューター同士をネットワークで繋げたいと開発された、コンピューターネットワークであるARPANETが原型で、通信方式(プロトコル)の見直しを経て世界中に広まり、インターネットと呼ばれるようになりましたが、当初は接続回線が効果だったため企業や研究所の利用が主でしたが、技術の発展で価格が安価になり一般に広まり始めたころ、Webがインターネットで使えるシステムとして発表されました。
Webシステムの構造
Webサイトを見る時は、デバイス(スマホ・PC)を用いて、その中にブラウザと呼ばれるソフトウェアがインストールされていて、そこにURLを入力するとWebサーバーを介して、目的のWebサイトにアクセスすることができます。
Webサイト
文書情報を中心としたWebページで構成される集合体です。
Webアプリ
Webアプリケーションの略で、ECサイトなどの動的な仕組みをさし、AP: アプリケーションサーバー、DB: データベースサーバーが加わります。
Webシステム
WebサイトやWebアプリに加えて、APIなどで個別のサービスの提供を含む、複雑で規模の大きい仕組みです。
Webページの閲覧
ユーザーが手元のデバイスにインストールされたブラウザを通して、URLを指定すると、Webブラウザは指定された情報を元に、Webサーバーからコンテンツ(HTMLファイル)を転送してもらい、ユーザーのデバイスでWebサイトが表示されます。
URL(Uniform Resource Locator )
http:// や https://の部分=スキーム名
www.の部分=ホスト名
sample.comの部分=ドメイン名
www.sample.com=FQDN(Fully Qualified Domain Name: 完全修飾ドメイン名)で、以下に続く/about の部分=パス名を表します。
Webブラウザは、どんなスキーム(プロトコル)で、どの場所にあるファイルを転送して欲しいかリクエストしています。
ドメイン名
インターネットの世界では名前のような役割を果たし、対になるグローバルIPアドレスを持っていますが、数字で構成されていて、どのサイトか分かりにくいので、ドメイン名が使われています。