メモの魔力1000問:小学校前編
11.将来の夢は?
高学年くらいの頃には、自分にはすごい才能があるって思っていた。
夢というか、もう、疑わなかった。
わからない大人が馬鹿なんだと思っていた。
なるべくして、なるようになる、と信じていた。
12.理想の職業は?
漫画家になりたかった時期が長かったかもしれない。小学校の6年間は人生の中で本当に時空の歪みのように長く、おそらくいろいろな職業に憧れたのではないかと思う。
まぁ、そのなかで、漫画家になりたかった印象がある。
低学年から漫画好きだった。
13.理想の人は?
アルセーヌ・ルパン。
漫画のキャラクターに憧れたりも多かったとは思うのだが、それらの初恋めいたものをすべて払拭する、ルパン。
勧善懲悪を嫌い、ダークヒーローに恋をする、わたしのルーツ。
書いているうちに、今でもルパンの妻になりたくなってくる。
14.理想の食生活は?
よく家族でファミリーレストランに連れて行ってもらった。
昭和の匂い漂う、占いの玩具があって、たぶん100円とかで、それをするのがとても楽しみだった。お金を入れてボタンを押すと、おみくじみたいなのが出てくる。
料理そっちのけ。
両親とはマクドナルドにもよく行った。
ハンバーガーはピクルスが子ども向けじゃないし、ポテトもすぐに飽きるから、その頃からあまり好きじゃない。ピクルスは希望すれば抜いてもらえるんだって、大人になってから知った。
なんかマクドナルドはあんまり好きじゃなかった。ハッピーセットのおもちゃもいまいち嬉しくなかった。
家では祖母がいつもご飯を作ってくれていたから、家庭科の授業で家での食生活について話すと、他の子のお家に比べて、年寄りの田舎料理みたいで笑われたりして、そのくせ家庭科の実習となるとほとんどの子が目も当てられない下手くそだし、調理器具はかび臭い不衛生な臭いがする。
この頃からわたしは食べることが嫌いだ。