京都ゆんゆん日記。4
5/17(火)
ここにきてやっと熟睡できたようだ。
目が覚めると7時だった。
昨日は銭湯でお風呂にも浸かったし、ペットボトル温灸もしたし、少し尻のストレッチをしてから寝たしな。
あと、長袖着てあったかくしたのもよかったのかも。
尻はまだ痛いが、柔らかいソファなんかに座るには問題ない程度には回復したぞ!やったね!
固い椅子は多分5分が限界。
朝ごはんがあまりにも映えなさすぎて、載せるかどうか躊躇ったけど、写真撮ってたから一応載せるね。
油断するとすぐ茶色くなるのよ、食卓が。
色々買っても帰るまでに使いきれないでしょと思うと、彩りのあるものは買えないっすね。
さて、本日は嵐電・映画村セット券で行きたいところをざーっと回るよ!
セット券は2700円で一日嵐電乗り放題&映画村に入れるというすぐれもの。
映画村の入場料が2400円、嵐電が1乗車220円であることを考えると、往復するだけでもう元がとれるのだよ。すごいお得感だ。
さあ、サクサク行くよ!
四条大宮から嵐電に乗り込み、途中下車して車折神社へ。
芸能関係の仕事の人は行くって言うじゃない?なのに未だに行ったことなかったから来てみた。
祈念神石の御守りというのが強力らしいのでいただいて、おみくじを引かせてもらう。
つらすぎて逆に「ンッ…」と笑ってしまった。
書いてあることの意味としては、多分だけど「おめー調子乗ってっと転ぶぞ」みたいな感じかな?
即行で結んだ。
本殿にもお参り。
先ほどいただいた御守りを手の間に挟んでお願い事をすると良いそうなので、そういうふうにしてみたよ。
そして、こちらが噂の芸能神社。
念入りにお参りしたよ。
修学旅行生たちが、自分の推しの名前を探すのに真剣になっててかわいかった。
そんな中、男子が「見て梅沢富美男ある!」とか言ってて渋いなぁと思った。
それから、こちらも見つけたのでお参り。
清少納言社。
ものを書くことも、細々とでいいから続けていきたいなぁと思っているので。
再度嵐電に乗り込み、一路嵐山へ!
京都に来てからあまり自撮りをしてなかったので、キモノフォレストのはじっこで自撮りした。
お〜。嵐山感出てきたわ〜。
それにしても、平日だというのに人がすごい。
8割修学旅行生だと思うけど、とにかくすごい。
私は修学旅行では絶対嵐山来てない。正直うらやましい。
あと最近の修学旅行生、みんなでお揃いの狐面つけて写真を撮ってたりして、すげえ…ってなった。完全に映えを演出している。
インスタに載せるのかなぁ。制服で学校特定するの簡単だろうから、写真の取り扱いにはくれぐれも気を付けてほしい。
何はともあれ、まずは渡月橋を渡ってみよう。
良い景色でご機嫌だったのだが、寄りたかったお店の場所を間違えてたから、戻った。
こういうのは予定が未定な一人旅だからできるやつだなぁなどと思う。
逆にこういうのを許容して、何なら笑ってくれる人となら一緒に旅できるのかもしれない。
それか、「ここに行きたいんだよね〜」って言ったら先回りして道調べといてくれる人。
私、地図見ないで歩きがちだけど、大体道わかってないからね。止めるか、連れてってほしい。
軒を連ねるお土産屋さんを横目にてくてく歩いていくと、辿り着きましたよ。
「まめものと鯛焼き」というお店。
(駅から驚くほど近かったのは内緒だよ)
ここのあんバター鯛焼きが食べたくてわざわざ戻ってきたのだ!
店員さんから受け取った瞬間「賞味期限1分」という触れ込みの意味を理解した。
挟まれたバターがね、すごい勢いで溶けるのよ。
鯛焼きが焼きたてで激熱だから。
ちなみに写真を撮ってるうちに溶け出して、椅子と着てたワンピースにバターこぼしたよ。ウケるね。
ウェットティッシュでちゃんと拭いたよ。
味はもちろん最高だったから後悔はないんだけど(あんことバターは至高の組み合わせ)写真を撮るなら普通にあんこかカスタードにしたほうがいい。俺の屍を越えていけ。
渡月橋を再び渡る前に、映えスイーツをもう一丁!
「寺子屋本舗」の華美(はなみ)だんご。
本当は食べながら渡月橋を渡りたかったんだけど、人が多すぎて誰かに串を刺しかねない感じだったので、お店のそばで止まって食べました。
あんが甘酸っぱくて◎!
かわいいものを食べると、かわいくなれる気がしてくるネ(若い女の生き血を浴びて若返ろうとする理論)。
お次は、本日のメインイベントと言っても過言ではなかろう。
「モンキーパークいわたやま」だ。
母が修学旅行で猿に取り囲まれ、怖い思いをしたという場所。
「猿を刺激しないように」という内容の看板がそこここに立っている。
事前のリサーチでは、猿に会える山頂までの道のりは20分ほどらしい。
徒歩20分なんか余裕やんけ〜と思っていたが、ここに傾斜や段差が加わると全然違う。普通にしんどい。登り始めて数分で若干後悔した。
一人で黙々と山を登るこの時間、まさに修行。
周りには人もおらず、響くのは鳥のさえずりと川のせせらぎのみ……。
完全に己との戦いである。
あれ?私何しに来たんだっけ??
汗をかきかき、黙々と登り続け、ようやく山頂に到着!
係員のおじさんが「おつかれさまでした、休憩室で休んでってくださいね〜」と朗らかに声をかけてくれた。
猿たち、そのへんをうろうろしてるんだけど、取り囲まれるようなことは全然なかった。
猿同士の小競り合いは見かけたが、みんなのびのびしている。
きっと母の時代の猿は、もっとギラギラしていたんだろうな。
当時は餌あんまり食べれてなかったんかな?
休憩室の中では猿の餌が買えて、網ごしにあげることができる。
餌(さつまいも)を手にすると、もう圧がすごい。
わらわらと猿たちが群がってくる。
窓枠のところに置いてやると、置いたそばからすぐとられる。
と、やたら餌を求めてくる大きめの猿がいた。
他の若い猿を押し退けてまで餌をとるので、どうしてなのかと思っていたんだけど……
お前…子供がいたのか。だからそんなに必死に餌をもらおうとしていたんだな。
母は強しだ。
たくさん歩いておなかもすいたし、少し休みたいので、ここでお昼。
私の中の猿原真一が顎に手をやりながら
「湯葉もいいが天ぷらも捨てがたい…どちらにすべきだろうか」
などと言っていたが、結局天ぷらに軍配が上がった。
目当ての「嵐山よしむら」は人気店のようなので、行ってみてもしめちゃくちゃ待つようだったら湯葉のお店に変更すればいいや、と思いながらお店へ。
ここに来てやっと京都っぽい食事をしようとしている。
店先でどのくらい待ちそうか店員さんに聞いてみたら、10分くらいとのことだったのでそのまま待っていざ店内へ。
少し悩んだが、ここはちょっとリッチに天ざる膳にしようじゃあないか!
本当は他にもそばの実とじゃこのごはんやそば麹のお漬物やら色々ついていたのだが、写真に入りきりそうにないので省略。
天ぷらは海老2本、万願寺とうがらし、舞茸。
海老は衣がサクサク、中はぷりっぷり!2本あって嬉しい。
万願寺とうがらしは辛いかもしれないと恐る恐る食べたが、ほぼししとうだった。最近ししとうの美味しさがわかり始めてきた(大人だ)。
舞茸は言わずもがな。最高だった。
蕎麦もコシがあって満足感がすごかった。
贅沢してよかった。
と、ここではたと映画村が17時までであることに気づき(この時14時過ぎ)、さらにせっかくだから観たいと思っていた忍者ショーの最後の回が15:15開演であることが判明し、急いで蕎麦湯を飲み(急いでいても蕎麦湯は飲む)お会計を済ませて嵐山駅へと向かう。
ああ、本当は駅前のお土産屋さんをゆっくり見たかったし、駅の足湯にだって浸かりたかった。
でも私、映画村の忍者ショーが絶対に観たいの。
さようなら嵐山。またそのうち来るよ。
映画村の最寄り、太秦広隆寺駅までは10分程度だ。なんとか間に合うだろう。
さて、今回も写真の量と文字数がえげつないので前後編にわけてお届けする。
次回、人生2回目の映画村でスーパーオタクタイム!?チャンネルはそのまま!!