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4 出る側と観る側と。

すっかり秋めいてきましたね。なんなら朝晩冬ですね。寒いよ。どうも、村田です。
なぜか胃腸がやられ、まともな食べ物が食べられない日が続いているけれど、思ったより元気で、あとちょっと痩せた。バチバチのジャストサイズだったデニムがゆるくなった。不幸中の幸いである。でも早くハンバーガーとか唐揚げとか食べたいぜ。

そんな私だが、つい先日どーーーしても行きたかったイベントに参加できて、精神的にめちゃくちゃ元気になったので、そのときのことを書きたいと思う。
エッセイというよりオタクによるイベントレポみたいなもんなんだけど(そうじゃない内容もあるけど)いいんだろうか?エッセイを書くと言って始めたこの月1連載、まともなエッセイをほとんど書いていないぞ。そもそもエッセイって何だ?(迷走)まぁでも私のnoteだし、無料だし、好きに書けばいいか……というか、それでもいいよって方だけこの先を読んでください。


去る10月16日。
中野サンプラザホールで開催された、仮面ライダーリバイス ファイナルステージ&キャストトークショー。
東京公演は前日15日から開催されており、二日間で合計6公演あったわけだが、スケジュール的に千穐楽しか無理だった。
ご時世もあってか、生配信もあった。ていうか、今まだアーカイブ買えば観れる。でも違う。どーーーしても現地で、生で観たかったのだ。
なぜなら、公式のツイートにより私の推しの一人が生で拝めることが判明したから(今まで生で観る機会はなかったと思う、多分)!
あとグッズ買いたかったし(通販すればいいとか無粋なことは言わないで)。
が、やはり千穐楽ということでチケットは激戦……手に入らずしょぼしょぼしていたところ、奇跡的にお譲りいただけることになり、無事参戦が決まった。

数日前から緊張して、何なら当日その前に「ヒドラの景。」のブロマイド撮影があったのに緊張してて(当たり前だけど写真はちゃんとカッコよく撮ってもらったよ!でかブロマイド買ってくれよな!)、入場待機列に並んでいるときも一人で緊張していた。自分が舞台に出るときより緊張するの、何なの?解せぬ。
しかし、同じように列に並んでいる人たちを見て思う。推しや推し方はそれぞれ違えど、世界にはこんなにリバイスのファンがいるんだなぁと。私の身近なところでリバイスの話ができる人は、せいぜい数人だ。リバイスを知らない人のほうが多いかもしれない。以前の飛天のイベントの時も思ったが、私が知らないだけでこんなにたくさんこの作品が好きな人がいるんだ。そう思うと、なんだか晴れやかな気持ちになった。
と同時に、自分のことを考えてみた。今、私のファンはとても少ないけれど、それはまだ出会えていないだけなんじゃないかと。もっと別の広い場所へ出ていったら、私のファンになってくれる人とまだまだ出会えるんじゃないかと。知らない場所に出ていくとき、怖がってどうしても尻込みしがちだったけど、これからはそんな可能性を踏まえてちょっと勇気を出してみようと思った。
今、私のファンでいてくれている人は、早めに出会ってくれてありがとう。これからもどうかよろしくお願いします。

そんなことを考えているうちに、やっと開場になり物販へと急ぐ。物販は二手に分かれていた。パンフレット売り場とそれ以外の売り場だ。開場が20分ほど押していたので、とりあえずパンフレットだけでも!と列に並んだ。未だかつてない行列だった。ぞろぞろと2階まで上がったのち、地下1階を経由してやっと買えた。なんだか面白かった。

これが欲しかったのよ。

何を隠そう、このパンフレット…仮面ライダーたちとグータッチできる参加券がついているのである!そんな楽しそうなイベント、参加するしかない。のるしかない、このビッグウェーブに!!!
パンフレットを買ってから一応グッズ売り場も遠目に見てみたが、やはり大行列だったので、諦めた。本当はTシャツを買って開演前に着たかった…残念だが、しかたない。気持ちを切り替えて客席へと向かう。

「後ろの方の席ですけど、目をこらせばなんとか肉眼でもいけます!」とチケットをお譲りくださった方に教えてもらっていたが、座ってみてマジだ!と思った。そして、この日のためにオペラグラスを用意していた私に死角はなかった。これで好きなタイミングで推しの細かな表情まで拝み放題である。最高かよ。

そわそわしながら待っていると、いよいよショーが始まった。
※ちなみにこのイベントは、いわゆるヒーローショー(Gロッソで言うところの素顔の戦士公演のようなもの)とキャストトークショーの二部構成
よかった。実によかった。テレビで毎週観ていたキャストたちが目の前で演技をしてくれるのも最高だし、推しのカゲロウ、大二は全部最高だし(オペラグラス大活躍)、プロジェクションマッピングやレーザーによるド派手な演出もめちゃくちゃカッコよく、変身したライダーたちのアクションももう絶品。脚本もテレビシリーズを担当していた木下半太さんだったそうで、ストーリーもよかったな…(噛み締めながら)。でも「一輝に何回もバイスのこと忘れさせないでよッ!二人がかわいそうでしょうがッッ!!」となってしまった。そこまで感情移入できるのは、よかった証拠である。
いやあ、生で観れて本当によかった。でも、ところどころ記憶がない。嬉しすぎて。犬だったらうれションしてた。危なかった。笑ったり泣いたり盛り沢山で、心が潤った。

二部のキャストトークショーも面白かった。あんまり記憶ないけど(嬉しすぎて)。戸次重幸さんと木村昴さんがやっぱりお話上手すぎた。さすがである。別のインタビューなどですでに知っている内容でも、あらためてご本人の口から生で聞けるのはまた違った面白さとか嬉しさがあるなぁと思ったりした。
お歌もたくさん聴けてよかった。お歌の良し悪しはわからないのでアレだけど、みんなが楽しそうに歌ってたのでそれだけでおなかいっぱい。大二&カゲロウの「Mirage Mirror」が聴けないのは残念だ…と思っていたけれど、生で聴いたら尊死してしまったかもしれないので、よかったのかもしれない。

で、最後のコメント。みんな名残惜しくて、話したいことがたくさんあるのはわかる。わかるけど、みんな泣いてて長かった!途中で席を立つお客さんもパラパラいた。きっと新幹線とかバスの時間があったんじゃないかなぁ。あの人たちの中でグータッチ券を持っている人がいたら…と思うと、勝手に居た堪れない気持ちになったりした(グータッチ会は終演後だ)。さすがにそれはないかな。
そして、涙ながらのコメントを聞きながら考えていた。私が出演者側でこういうシチュエーションになったとき、決まってあたりさわりのない短いコメントをしてさっさと切り上げて次の人に回してきたんだけれど、ファンからすれば長かろうとまとまっていなかろうと、今この場で紡がれる言葉をしっかり聞きたいんだなぁ…と。ちょっと反省した。まぁ、もちろんすっきりまとまっているに越したことはないけれど、少なくともあたりさわりのないコメントは別に求めてないよねぇ。
キャストみんなが作品を、共演者を、スタッフのみなさんを、関わったすべての人を愛していることが痛いほど伝わる、貴重な時間だった。

さて、しんみりした時間はここまでだ。お待ちかねのグータッチ会である!
グータッチ会が始まるとき、幕が上がると舞台上にライダーたちが勢揃いしており、感染症対策で声を出してはいけないのだが、思わず「ふはぁ〜…!」と声にならない声のようなものが出てしまった。声出してよかったら多分叫んでた。仮面ライダーってほんとにいるんだ!
静止画に限りSNSで公開OKとのことで、せっかくなので動画から切り抜いた写真を公開するから見て。

花さんかわいいよ花さん。
さくらちゃんのいえーい!って感じもかわいい。
ポーズに夢中でブレちゃったバイス。
一輝の爽やかさたるや。。。
はっ!大二がこっち見てる!!!
待って近い…!!!
あああああああああ!!!

大二の小首を傾げながらの至近距離お手振り、破壊力がすごい。心臓止まるかと思った。
絶対マスクの下ではにかんでる。こういうのは得意じゃないけど、でも、応援してもらえるのは嬉しいな…(はにかみ)じゃないですか?ハイすき〜君は一生そのままでいて〜。

グータッチが力強い狩崎さん。
グッ!!!(勢いがすごい)

狩崎さんは圧がすごいしノリノリだった。
マスクの下でバチコーン☆ってウィンクしてますね、これは。楽しそうでよかった。

何なら一番デザインが好きなガワはデモンズ説ある。

カッコ良すぎてブレてしまった。この腕ピーン!て伸びてるのがヒロミさんだよ。絶対中身ヒロミさん。グータッチ…?(見よう見まねで)こうか!!ってやってるでしょ。おじいちゃん無理しないで。全身全霊をかけてグータッチしてくれてありがとう。

ちなみにグータッチ後、Tシャツやカゲロウのカレー皿も普通に買えたので満足して帰った。

一旦これにてリバイスは終わりなのだが、まだまだVシネやらスピンオフやら、これから公開になるものもあるので追いかけていきたい。大好きだ、リバイス!!

さて、ここでCMです。


来月出演の舞台「ヒドラの景。」鋭意稽古中ですが、どんどんパワーアップしてます!

精神科病院の閉鎖病棟!?インプロ!?どういうこと!?!?
そう思ったあなたは、ぜひご覧になってみて。怖かったり暗いだけのお話には絶対になりませんから、ご安心を。
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村田結香(ゆんゆん)
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