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中国留学81日目 日本未公開の映画を観て思うこと【金陵十三钗】
中国での留学生活を毎日綴っています。
以下の記事では私のこれまでとこれからを綴っているので、目を通していただけると嬉しいです。
我从日本来到中国的大学学习。
我每天都会写日记。也请看一下以下文章。
今日の主な出来事
📍授業(語学)
📍授業(改革開放後の制度改革)
📍『红高粱(紅コーリャン)』鑑賞
📍『金陵十三钗』鑑賞
大したことは言えないけど
今日は午前中の授業が終わったあと、すぐ宿舎に戻り2本映画を観ました。
红高粱(紅いコーリャン)
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一つ目は『红高粱(紅コーリャン)』です。
张艺谋(チャンイーモウ)のデビュー作ということで鑑賞しました。
内容よりも描写の仕方が印象に残りました。
全編を通して紅色が印象的です。
前半は衣服などに使われ、次第に酒、血液が多く描写され、最後は皆既日食により画面全体が真っ赤に染まります。
紅は共産主義や国家の象徴ということですが、私はそのような印象を抱けませんでした。
日本軍による残忍な行為は目を逸らしたくなります。
特にラストは唖然としてしまいます。
食事を作るシーンや主人公の子どもが語り手となって過去を回想するという手法から『我的父亲母亲(初恋のきた道)』を連想させられましたが、内容も結末も全く異なりました。
金陵十三钗(日本未公開)
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この映画は衝撃の連続でした。
内容や描写が重いため、止めずに一気に見る事ができず、動画を止めながら最後まで見ました。
テーマは「南京大虐殺」です。
監督は『红高粱』と同じ张艺谋です。
反日映画ということで日本では公開されていないそうです。アマプラにもありません。
この映画を観て思うことは大きく2つあります。
一つは「南京虐殺」もしくは「南京事件」について知らない事が多すぎるためより知りたいということ。
日本の歴史教育では、「南京事件」について深く触れません。このことについてこれまで疑問に思ったことはありませんでした。
しかし、この映画を鑑賞し、この事件について無知では済まされないという思いに駆られました。「南京大虐殺」についての日本語の記事や微博を中心とした中国人の感想などを見漁りましたが、どれも「日本鬼子」の感情が目立ちます。日本の過去の過ちを、現代とこれからの未来を活きる私たちはしっかりと反省し、心に刻んで置かなければ歴史はまた繰り返さざるを得ないと実感しました。
2つ目のことは、日本と中国どちらの国が悪というわけではなく、戦争そのものが悪であり、それ以外のことは相対的なものでこのことを理解せずには非難すべきではないです。
これは日本軍の行為は戦争下だから仕方がなかったとかいう意味では全くなくないです。
日本が悪だとか日本の行為は許されるものでないとかいう意見はその通りです。もし私が中国人で中国で歴史を学び育ったのであれば私もそのように考えると思います。
しかし、「侵略してきた日本は悪だ」という主張を認めると、今度は日本側の被害を持ち出して水掛け論に陥ると思います。
どちらが悪というより、そもそも戦争そのものが悪であるよな、と思わずにはいられませんでした。
そして、これを教師として教えるということになったときに、どのように教えるべきなのか、考えていかなければならないと痛感しました。
明日に活かしたいこと
引き続きいろいろな情報収集をしたいなと思います。
今日もありがとうございました!
明日もまたよろしくお願いします。
明天见!!