それ子どもに読ませちゃう!? インシテミル
今日ご紹介する本は米澤穂信の「インシテミル」です。
高額な時給につられて集まった12人の男女が繰り広げる殺人ゲーム。
それぞれに違う武器を与えられて、誰がどの武器を持っているのかがこの殺人ゲームのポイントになります。
映画化もされた作品ですが、小説の方が評判は良いみたいですね。
主人公が大学生だし、若い人よりな1冊だと思います。
登場人物が多いので最初は誰が誰だか…という感じなんですが、殺人ゲームなので人数はすぐに減っていきますし(笑)、比較的早い段階で話に没頭できると思います。
語り口は軽快だし難しい表現もないのでサクサクと読み進められますし、何より展開が気になるのであっという間に読んでしまいました。
クローズドサークルものが好きならおすすめです。
そこまで恐怖をリアルに感じないので、ホラーが苦手な人でも大丈夫だと思います。
子どもが読むときに気になる表現としては、やはり殺人シーンですが、グロい表現などはないので、私的にはそこまで気になりません。
性的なシーンはありません。
米澤穂信のインシテミルのおすすめ度は
中学生へのおすすめ ★★★★☆
小学生へのおすすめ ★☆☆☆☆
この殺人ゲームにはルールがあるし、登場人物も多いしで、読むには頭を使うし想像力も必要です。
殺人という内容を別にすれば中学生にはおすすめだと思います。
もちろん話もおもしろい。
小学生は、5、6年生なら読めるかなーという感じです。
ただ、こわがりな子や想像力豊かな子はやめておいた方がいいと思います。
皆様の参考になれば幸いです☆