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終わりがあるからこそ美しいのに 続けていたゲームのラスボスに挑みたくない症候群が頻繁に発生する。これに行けば全てが終わると分かっているから。人生の終わりは見えないのに、物語の終わりは実に単調で単純だ。 ページを最後までめくれば終わり、最終決戦は否応なしに終わりを突きつける。何となく、それが嫌で。まだこの世界に浸っていたくて逃げる。それは人生が上手くいっていなければいないほど。 物語は終わるから美しい。いつまでも淡々と下らぬ日々が続くなんてつまらない。輝かしい瞬間を抜粋し