最近のミームがつまらなすぎる
暫くツイッターのアプリ自体を消していたが、今日をもってアカウントを消すことにする。
なので今後はこのnoteに受験の結果報告や近況報告とかを記そうと思う。
ということで何か初めの記事を書かなければならないのだが、とりあえず取り留めのない事をダラダラと書くことにする。
常々思っていることだが、Twitterで最近流行るミームはどれもこれもあまりにもつまらない、と思うのは俺だけだろうか。
不機嫌な猫に小学生が言いそうな事を言わせるネタだったり、ヤンガンイタンのネタツイだったり、ガボンのネタツイだったりが流行ったがどれも面白いとは思えなかった。
ではどのようなミームが面白いのか?と聞かれるとそれはそれで返答に困る。確かに面白いミームって何なのだろうか。
ただ、一つ言えることはミームがどんどんバズるための手段になりつつある、ということだ。
淫夢やハセカラ、syamuなどの古のネットミームというのはそれ自体を楽しむ人が多く、それを利用したMADやコラ画像などはそれらを派生させたもので、原作を本当に面白がった人が上手く調理したものばかりだった。また、彼らのような素材を調理したシェフ達はインターネットを盛り上げようという気概や、「これ投稿したらウケるやろなぁ…」というどこか見た人を笑わせようという心意気が感じられるものが多かった。
しかし、最近のネットミームはネタツイとして使われることが多く、ファボをより多く貰った方が勝ちというレースにおいて有利に働くための手段として使われている印象があり、それ自体を面白がる人は少ないと思う。また、古のネットミームを擦った人達とは違い、「これ投稿したらバズるやろなぁ…」という自分の承認欲求を満たすために行動しているようなツイートが多く、どちらかというと利己的な思考でネットの玩具を使い回す傾向が見られるように思われる。
さらに酷いものだと、そのようなミームに便乗したbotアカウントを作ることでフォロワーを荒稼ぎしようという者まで現れる。これは極端な例かもしれないが、それでも「この流行っているミームを利用して一発有名になったろw」という思考でミームを消費する人が存在しているのも事実である。
実際、ネットミームというものがこのような使われ方をしたことによる弊害は顕著に現れている。最近のミームで1ヶ月流行り続けた例は皆無なのではなかろうか。ここ1年で流行ったミームはどれも、どこか盛り上がりに欠けるものばかりな気がする。
時々、「ミームがオワコンになる」過程を説明したツイートを目にすることがある。それはまず面白い人がミームを発見し、擦り、それを面白い人達の中でさらに擦り、拡散されていくが、次第につまらない人だったり、政治的な思想・フェミニズム的な思想の人達が使い始めることで面白さが薄れ、オワコンの一途を辿っていく、という旨のツイートだ。
しかし、俺はこの意見は違うのではないかと思っており、まず最初に擦り始める面白いとされている人はそもそも面白くない。そのような人達はブームの火付け役になろうとミームを使い始めるだけなのだ。「このミーム流行らせたの俺やねん…w」という事実を作るためだけに特に思い入れもない玩具を必死に擦って広めようとする。
そしてその面白くない人が擦るミームも当然の如く面白くない。最近のミームは特に「これ元ネタ何なの?」といった感じの初出がそもそも分からないものが多いと思う。それはミーム自体に誰も興味関心がないことの一つの証拠であろう。
では、何故このように面白くないミームが大量消費されるようになったのだろうか。俺が思う一つの仮説にはなるが、Twitterが小銭稼ぎの場になりつつあること、これが原因の一つなのではないだろうか。
Twitterは2023年からインプレッション数に応じた収益化を行うようになったが、このインプ稼ぎをするためには取り敢えずバズらなければならない。そのため、ミームという媒体を通して小銭稼ぎをすることを覚えた。
また、インプ稼ぎだけではなく、最近はリプ欄にtiktok liteやアフィリエイトを貼り付けることでより気軽にかつ多額の金を稼げるようになった。これもTwitterを稼げる場へより押し上げた要因の一つであろう。
それを見たTwitterで小銭稼ぎをしていない人達も「これを使えばバズれるんだ…!」と思い、特に面白くもないミームを擦り続け、すぐに飽きられる。
そしてこの誰かがミームの先駆者になろうとして関心のないミームを使い始める→それを見た人達が「これは面白い」ではなく「これはバズれる」という価値観でミームをさらに擦る、という流れはどんどん早まっており、ミーム自体の寿命も加速度的に短くなっている。「このミームを使うブーム、面白くないから早く終わんねえかなぁ…」と思っていたらすぐに誰も使わなくなった、みたいな現象を経験した人は少なくないはずだ。
正直この流れというのはイーロンがTwitterの収益化を廃止して収まるほど単純なものではないような気がする。既にインターネットの住民は新たな刺激を求め新たなミームを発掘しようとする体質になっており、鮮度の落ちたミームは誰もやろうとは思わない。インターネットミームというものがだんだんとつまらないものになるという流れは不可逆なものに思える。
そもそも本当に面白く、皆に愛され使われ続けるインターネットミームは誰が使ってもある程度の面白さは保証される。たとえ政治的な使われ方をしようと、フェミニズム的な使われ方をしようと、笑えるはずなのだ。
そのため、「つまらない人が擦り始めたからオワコンになった」「変な思想を持った人達が使い始めたからオワコンになった」というのはそもそも間違っていて、そのミーム自体の面白さに疑問を持つべきなのである。
やはり、ミームをニコ動や収益化してないYouTube動画、2chで消費していたようにミームを小銭稼ぎの手段として使わず、あくまで「見た人を楽しませよう」「これを見たらウケるだろう」というマインドの元で使っていた古のミームは年月を経ても色褪せないのだろう。
と、ここまで逆張りガイジのような事を下手な文章でつらつらと書き連ねていたので非常に読みにくかったと思うが、これからはnoteに色々と書いていくと思うのでフォローなどよろしくお願いします^^