マガジンのカバー画像

書評

4
運営しているクリエイター

記事一覧

「データ分析に必須の知識・考え方 認知バイアス入門 分析の全工程に発生するバイアス その背景・対処法まで完全網羅」

山田典一さん著の「認知バイアス入門」を紹介します。下記の図が書籍の目次からなるダイアグラムです。書籍の全体構成を俯瞰することができます。 「データ分析に必須の知識・考え方 認知バイアス入門 分析の全工程に発生するバイアス その背景・対処法まで完全網羅」 第1章 分析者にとっての認知バイアス―複雑な世界と繋がり続けるための認知の癖を知る1.1 分析者にとっての認知バイアス 1.2 認知の働きを理解する 1.3 認知バイアスの起源を知る 1.4 各種バイアスの起源と特徴を知る

Pythonで動かして学ぶ自然言語処理入門

Pythonで動かして学ぶ自然言語処理入門 短めにご紹介Pythonというプログラム言語を用いて、自然言語(テキストデータ)を取得し、データベースへ保存し、Webアプリケーションとして検索できるようにするところまでの手順が記載されており、解析手法としては形態素解析、アノテーション、単語の重要度評価、文書の類似度評価、クラスタリング、同義語・上位語の取得、テキスト分類、特徴量抽出などもりだくさん! Amazonレビューで散見されたややネガティブなコメントが、この「データ

退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング

筆者が購入したタイミングでは帯に「おかげさまで7万部突破!」とあり、売れているようです。「ホワイトカラー業務の効率化・自動化に...」とある通り、業務の効率化・自動化のために購入される方が多いのでしょう。 とはいえ、いつものオライリーの書籍のエディトリアルデザインであり、書籍の構成自体もエンジニアライクなもので、どの順番で読めばいいかなど、初学者であればあるほど悩むことが容易に想像できます。まともに最初から順番に読んでいっても挫折してしまいそうです。 実際の作業も、インタ

プレトタイプとしてのタモリさん〜Google×スタンフォード NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術

どんな書籍か「Google×スタンフォード NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術」これは、新しいサービスや製品を作ろうとする際に、そのアイデアが本当にニーズのあるものなのか、市場調査ではなく自分で「プレトタイプ」(著者の造語)を数字を使って確かめてみようと説く書籍です。 実際に役に立ちそうな事例と考え方が満載です。翻訳書でリーン開発・スタートアップ系の書籍がいくつかあると思うのですが、間違いなくオススメしたい一冊です。ページ数多いですが、読みやすいのであっという