NFTとローグライクゲームの可能性に関する考察(その2)
NFTとローグライクゲームの相性について前回の記事でお話ししましたが、今回はその続きとして、装備に付与する希少性について考えてみたいと思います。
前提
一般的に、装備に希少性を付与する方法としては、見た目や機能などがありますが、これらは他のゲームでも既に実装されていることが多いため、今回は別のアプローチで考えてみます。
見た目や機能ではなく、ストーリーを与える
筆者は、装備と共に過ごしたストーリーや思い出を与えることができると面白いと考えます。例えば、ゲーム内で苦楽を共にした装備であることが分かる要素を反映することで、愛着が増すのではないでしょうか。具体的には、ユーザの行動に紐づく装備の劣化や、ユーザごとに異なる見た目などが考えられます。
スタープレーヤーの存在も重要
また、スタープレーヤーの存在も重要だと考えます。スタープレーヤーが費やした時間を反映した装備であれば、他のユーザにとっても価値が生まれると思われます。例えば、プロスポーツ選手が使用していた道具などが、その選手の功績や人気から希少価値が生まれるように、ゲーム内でも同様にスタープレーヤーの存在が装備の価値に影響を与えることが考えられます。
装備に反映されるストーリーが重要な理由
以上のように、装備に付与する希少性として、個々のユーザやスタープレーヤーが費やした時間やストーリーを反映する要素が一案として良いと考えます。そして、このような要素は時間を掛けてしか得られないことが重要であり、ユーザが費やした時間そのものが付加価値となことがポイントになると思われます。
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