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スタートアップのPdMは事業開発の仕事〜未経験でも挑戦できる理由〜

タイトルの通りですが、プロダクトの規模がまだまだ小さいスタートアップにおいてPdMは事業開発の仕事に近いと感じる機会が増えています。

ここでのスタートアップとは100~200人規模までの未上場の会社をイメージしており、最近の大規模調達企業などだと500名などほぼ上場企業の会社もあるので、そこまでの規模感の会社を想定していない点だけご了承ください。

スタートアップの事業開発の仕事とは


まず、スタートアップの事業開発の仕事とはですが、やることはマーケ、セールス、カスタマーサクセス、プロダクト企画、デザインなどですが、以下の点が異なると考えています。

  • プロダクトも組織もまだまだ規模が小さく、スピードを上げて仮説検証を回すのが優先。従って、マーケとセールスなど複数の機能を同時に担当する

  •  素早く仮説検証した後に仕組み化して、仕事を次の担当に移管していく

やっていることはセールスやマーケと変わらないのですが、ポイントは複数機能を同時に、かつスピード感を持って取り組み、常に仕組み化していくことだと思っています。繰り返しですが、深掘りについては専任のメンバーが担当する前提で、浅めでもいいからスピードある仮説検証が求められます。

これは事業開発の方が難易度が高いといった話ではなく、スピードと深さの違いだと思っており、どちらが得意かも人により異なります。

自分の場合は浅くスピード感を持ってが得意ですが、専門性を軸に深掘りはあまり得意ではありません。

スタートアップにおけるPdMの役割は多様


上述の通りスタートアップにおけるPdMの役割は必ずしもプロダクト企画の範囲に止まらないと言えると考えています。

クライアントやユーザーのニーズに応えるプロダクトが開発できるのが理想ですが、現実的には足りない分をカスタマーサクセスで埋めたり、マーケやセールスで期待値をコントロールする必要も出てきます。

従って、プロダクトの企画や開発ディレクションだけに向き合っていればいいものができるというわけではなく、周辺のファンクションと連動しながらプロダクトを伸ばしていく必要があると考えています。

Findyでもプロダクト企画や候補でジョインしたメンバーは、並行してCSなども担当し、ユーザーやクライアントと接点を持つことを重視しています。これはユーザーの声をプロダクトに反映して改善していくことがとても大切だと考えているからです。

PdMは未経験でも挑戦できる

最近はマーケやエンジニアなど多様な経歴を持つPdMが増えてきています。ただ、これは異なる意見もあると思いますが、PdMはどんな職種出身でも良いと思っており、それ以上に高速で新しい領域をキャッチアップしていけることが大事だと思っています。

当然プロダクトに対する専門性、フレームワークの理解なども大事ですが、ここはネットにもたくさんの教材が転がっているので、いつでも勉強することができます。

ちなみに、Findyでっも上記の理由から未経験のプロダクト企画/PdMを積極的に採用しています。

PdMの成長に大事なのは場数。開発生産性が高い会社を探せ


PdMで一番大事なことは「意思決定」と「実行」の場数だと思っています。やはりプロダクトは調整や企画だけでなく、実際にデプロイし、ユーザーに使ってもらうことで初めて評価されるもの。であればその評価をいかにたくさん体験して、次に向けて改善できるかで能力が上がっていく仕事だと感じています。

従って、PdMで転職する場合に重要な指標として、エンジニア組織の生産性があると思っています。開発スピードが速い会社はプロダクトの仮説検証も高速で経験できるので、とにかくたくさんの場数を踏むことができます。

ぜひ、PdMで転職を考えている方は開発生産性がどの程度か、転職候補先で聞いてみるのをおすすめしています。

ちなみにFindyでは自社サービスですがFindy Team+で高い生産性を実現しているので、PdMにとっては間違いなく場数を経験できる企業になってきています。


Findyに掲載されているプロダクトマネージャーの仕事一覧はこちら。