ロードバイク ケイデンス150トレーニング
前回の記事ではインナー×ローでの練習について書きましたが、今回はさらにレベルアップした内容となります。
ケイデンス130に慣れてきたら、ケイデンス150まで上げていきましょう。
この時、瞬間的に150にするのではなく、150のペースで巡航することです。
このトレーニングで腰が跳ねてしまうようなら、脚の引き上げが出来ていない証であり、日頃のペダリングを見直す必要があります。ペダリングスキルのチェックになるトレーニングです。
もうひとつ、ケイデンス150で巡航し続けると、かなり心肺機能が高まります。時速にすると30km/hほどの速度にもなります。
単に、ペダリングスキル向上のためのトレーニングだけでなく、ロードレースに置いて必要な心肺機能を鍛えるトレーニングにもなります。
車両の走る一般道路では、時速40km/h以上を維持することは安全性の面でも危険ですから、このインナー×ロートレーニングでは安全にペダリングスキルと心肺機能を鍛えることが出来ます。
そして、一般道路ですと当然信号が存在するわけですが、信号の度に止まることを繰り返してしていると、インターバルトレーニングを行っているのと同じ効果が得られます。
高強度のペースで走り続けることも心肺はキツい状態にありますが、走り続けているとき以上に止まっている時の方が息は上がりますよね?
この、巡航、ストップ、を繰り返すことによって、クリテリウムでもヒルクライムでも重要になってくる心肺機能を鍛えることが可能となります。
通勤、通学でしかトレーニング時間が取れないなんていう方は、インナー×ローのみで走ってみてください。
そして、週末の合同練習では快適ケイデンス(110~120)で走ります。
このトレーニングはとてもハードですが、それに見合った効果は数々の強豪選手の体験からも折り紙つきです。
次回はケイデンス200トレーニングについて書こうと思います。