ロードバイク ケイデンス200トレーニング
今回は、高回転練習の最終型を紹介します。
よく、競輪選手が三本ローラーでもがいている姿を見ないでしょうか。
今回のインナー×ロートレーニングはあの練習を行います。
回転が上がってきて脚が回るようになってきたら、下ハンドルを持ち、自分の行える最高回転数を目指すつもりでペダルを回してください。
始めのうちは、2~3秒ほどでチェーンがガチャガチャとなってしまうでしょう。
しかし、このトレーニングを続けるうちに、チェーンにテンションが掛かり続けた状態で10秒以上走り続けることが可能になります。
信号が遠くにあり、広く交通量の少ない安全な場所、または三本ローラーで行いましょう。
このトレーニングを行っていくと、これまでの記事で述べてきたようなことを難しく考えることなく、自然と綺麗で効率のいいペダリングが身に付きます。
逆に言えば、効率の悪い乱れたペダリングや間違ったポジションでは、高回転は行えません。
なので、この練習はしっかり行いましょう。
筋肉に負担にならないトレーニングなので、毎日でも行うことが可能で、血流を促してくれるため疲労を抜く効果もあります。
ちなみに、6秒前後の時間ですと糖質も脂肪も使わない、筋肉のクレアチリン酸というものをエネルギーとして使う運動となるので、1日で回復します。
なので、レース前日に身体に刺激を与えるメニューとしても有効です。
余談になりますが、タイムトライアルの世界チャンピオンの最高ケイデンスは260と言われています。
スプリントが強くなりたい人、クライミングが強くなりたい人、どの様な目的にも対応できるメニューです。