見出し画像

一段落したので経緯を備忘録に

こんにちは。
以前温泉の社長に就任したと投稿しました。
そこからおよそ3ヶ月。どん底を見せつけられ、一応切り抜けたのでこれを残します。

11月中旬。設備担当社員との面談で、大浴場の天井が撓んでいるという報告を受け、建設業者に調査を依頼した。
12月になり、調査報告書の提出を受け、その内容に絶句した。天井を釣っているワイヤーのほとんどが錆びて欠落していたのだ。
天井の不備を認識したのはまだ自治体が保有する第三セクター時代の7年前。このことについて市役所担当者に話をしても、「当時の無償譲渡契約では現状わたしということになっていて、譲渡時にすでに天井の件もそちら(温泉側)も把握していたこと」と、全く取り合ってくれません。
仕方なく、すでに資金調達できる経営状況ではないことを理解しつつ、メインバンクに現状を報告。このまま営業することは大きなリスクであること、修繕しなければ営業は継続できないことを伝え、取引銀行によるバンクミーティングを開催することとした。
12月下旬。街はクリスマスや年越しムードでなんだか慌ただしい。そんな折、メインバンクの本店会議室でバンクミーティングを開催した。
冒頭、今回の修繕趣旨を説明。この会議には弊社支配人、施設担当者も同席し、特に天井の現状を詳細に説明した。
「天井が万が一落ちれば人命に関わる」「修繕できなければ閉館しなければならないのか?」など、思いの他支援に前向きな雰囲気で会議を終えた。
年末年始はこの案件の決裁を願いながら過ごすという、今までの人生で最悪の年越しとなったのだった。

長くなったのでこの続きは次回また。

ではでは。

いいなと思ったら応援しよう!