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本当は誰も、大人にはならない。

実は今日、半月ぶりに出社した。

「はい…体調よかったら読む?」
「あ、…ありがとうございます」

昼過ぎに、体調を伺いながら見に来てくれた上司が
持ってきてくれたのは、広告業界の専門誌「ブレーン」の8月号だった。

業務のスキマ時間にパラパラとめくっていると、
すっと目に飛び込んできた一行の言葉に引っかかった。


本当は誰も、大人にはならない。

その言葉を書いたのは、クリエイティブディレクターの
麻生哲朗さん(TAGBOAT)。
それは、安藤サクラさんが出演するイオンウォーターのCM企画の
創作意図の一言だった。そして、その後にこう続いていた。

何より自分も含め、
完全な大人なんて誰も知らない。
それほど甘くないよ、
引きずってられないよ、
もう青くないんだから。
子どもではない我々が
大人の陽炎に向かって歩く日々は長い。
ただ、長旅と分かっていれば、
それなりの日々の歩き方もある。
長旅の路上、途方に暮れた希望。
それにはイオンウォーターと
安藤サクラがよく似合う。

と、続いていた。

はぁ…大人とは何なのだろうか。

こんな大人になれば…なんて思っても、
自分自身の個が大人になりきれないのかもしれない。

このCMは、考えさせられるものだった。

[動画]
「おとなは、ながい。〜電車〜」篇
「おとなは、ながい。〜野球〜」篇

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