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[3DP]3Dプリンタによる金管楽器用マウスピース製作
私が3Dプリンタを購入した理由である、3Dプリンタによる金管楽器用のマウスピースの製作について紹介します。
ユーフォニアム用マウスピース
主に自分で使うためのマウスピースです。手持ちのマウスピースを参考に設計・製作しています。写真のモデルはDenisWickのULTRAシリーズ。
外観は元のものをコピー。とりあえずノギスがあれば、外観のコピーは簡単です。曲線は現物と見比べながらフィーリングで。
外径と違って内側の形状は測れないので、試作→試奏の繰り返しですね。断面はこんな感じ。
自作したマウスピースで趣味の吹奏楽の演奏会本番にも出て、それなりに使い物になるレベルのものに仕上がっています。金属製とは鳴りが全然違うので、使い分けが面白い。
下の写真は試作や印刷条件出しなどで製作したものの一部。この中で使い物になるのは数本です。3Dプリンタ初心者でしたので、印刷条件出しに物凄く苦労しています。
トランペット用マウスピース
こちらは知人にあげるために製作。数年前に遊びでトランペットでバンド演奏に参加してた頃の名残りで、手持ちにあったVincentBachがベースになっています。
ユーフォニアム用はある程度大雑把に設計してもそれなりな物ができますが、トランペット用は内側形状に対して吹奏感がかなり繊細に反応する点が難しいところ。
マウスピースメーカーのカタログスペックを参考に作ったら、抵抗感が強すぎて使い物になりませんでした。バズィング練習用には丁度良い感じなので結果オーライでしたが。
最終的な断面形状はこちら。スロート径とバックボア形状の合わせこみに苦労しました。
失敗例の紹介
失敗例のご紹介。写真でどうぞ。
まとめ
私が3Dプリンタを購入した理由、金管楽器用マウスピース製作の紹介でした。
個人向けのFusion360でモデリングしているので販売は考えていませんが、気が向いたら商用版を買うか、他の3DCADに描き替えるかしてメルカリあたりに出すかもしれません。