WEの視野とチームのつくりかた
「WE」という言葉が定着してきました。
また、それと共に、WEという抽象的な言葉の解釈について対話の機会が増えてきたように思いますので、
わたしなりの解釈を書いていきたいと思います。
図を見てください。
個人→チーム→会社→社会→〇〇
※〇〇はどこまでも広がります。人類、宇宙など。
このように視野は個人からはじまり、チーム、会社、社会と広がりを見せていきます。
自分一人だけが満足する世界から、
誰かと喜びを共有したいと思い始め、
誰かとの協働によって新たな目的が生まれ、
いつのまにか世界が変わっていく。
こんなふうに、視野が変化することで、同時に影響力も大きくなっていきます。
大事なのは、視野が個人だからダメというのではなく、今自分がどの視野で仕事をしているかを理解し、言葉にできるかどうかです。
言葉にできるかどうかを大切にしているのは、このあとに続く「チームをつくる」ときに重要だからです。
では、チームのつくり方にいきます。
図を見てください。
前提として、
エイトシークエンスというのは「場」です。
場の目的が“らしさ“による自然体な幸せの実現というパーパスです。
そしてビジョンについてですが、
わたしはチームはビジョン(具体的な目標、GOAL)で組成されるものだと考えています。
ビジョンはエイトシークエンスがつくるものではなく、メンバーの動機から生み出されるものです。
もちろん、わたしもメンバーの一人です。
エイトシークエンスでは、ビジョンがたくさんあって良く、ビジョンに対して興味関心の高いメンバーでチームがいくつも組成されている状態です。
では、どのようなチーム編成のパターンがあるのでしょうか。
①チームは共通の視野のメンバー同士が組むと機能しやすいですね。
図でいえば、同じ色の人が集まっている状態です。
同じ視界が広がっているので、価値観や興味関心のあるテーマに共通点が多く、具体的に話がしやすいからです。
ですので、同じ視野でチームをつくるのは心地がよく、"らしさ"が生まれやすい環境として素晴らしいことだと思います。
ここからが大切なポイントです。
各チームや個人が対話により「関係性の架け橋」をつくることによって、
下記が起こります。
②視野の異なるチーム同士の協力
③視野の異なる個人同士が新しいチームを組成する
この②や③は、通常だと協働しないことは多くあるでしょう。
ただ、対話の力を使うことにより、互いのビジョンや背景にある想いや意味をわかり合い、協力関係が生まれてくることはあります。
また、この「関係性の架け橋」による協力関係によって、メンバーの視野が変わってくることも大いにあります。
そしてまた、新たなチームの組成がはじまる。
まるで生命体のように、有機的なつながりが生まれ続ける。
この架け橋を生み出す潤滑油が「対話」なのです。
エイトシークエンスが
“すべては対話からはじまる“
をカルチャーの土台においている理由はここにあります。