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ぴょ 39歳の革命

表立った俳優活動を休止、というわけでもないけど、なんとなく控えて5ヶ月。その間、いろんな刺激に出会い、いろんなことを考えました。

若い人の表現からもらう刺激、年上の人の表現や生き様からもらう刺激、同年代の頑張り、足掻きを見てもらう刺激。冷ややかな目で見ることもできるのでしょうけど、幸い自分にはそれらの全てが刺激に思えました。思考を巡らす材料となり、心の燃料になりました。

経験を積んだり技術を獲得することによって無くしてしまうもの、見えにくくなってしまうものについて考えています。上手くなりたいと思ってみんな頑張るけど、本当に大切なのは獲得できる技術ではなく、元からあった心の核。表現に向かいたいと思ったそもそもの心というか。夢を掴むことが夢なのではなく、夢を追う日々こそが本当の夢だった、みたいな。

40年ほどの人生で獲得してきた自分の殻でしか自分は人付き合いや芝居をしていないんじゃないか。もっと核の、本質の部分を曝け出して、そこで生きていくべきなんじゃないかと思うことがありました。芝居も人間関係も、一歩踏み込む勇気がその先の面白さを作っていくんじゃないかと思います。

ずっと、自分のした行動についての後悔が拭えないでいました。あの時あんなことをしていなければ、言っていなければ、変わらない関係のままいられた人たちがいます。でも、そこで停滞せず一歩踏み込んだからこそ今がある。し、未知なるその先もある。どうするかは全部自分次第。

ただ、本質の部分を晒して生きるのはとてもつらいし難しいことだと思います。傷つくことも多いでしょうし、怒ったり言いにくいことを言わなければならない場面も増えるでしょう。もしかしたらこれまでの生き方や人間関係をも放棄しなければならないかもしれません。

そこまでしても表現というものに向かいたいか、ということです。ことですよ。そのためには月にでも何でも吠えるわけですよ。おっとサンボマスター。

その反面、もうすぐ40歳、脂が乗ってる頃と言えばそうですが、いよいよ若いとは言い難い年齢になってきましたから、表現との持続可能な向き合い方を模索してゆかねばならないのも事実。

ライフ・イズ・ハード。生きるのは難しい。日々の生活のあれこれを考えたりするのは楽しいんですけどね。生活の積み重ねが人生であるならば、楽しく生きた先に楽しい人生が出来上がっているはず。Nobody knows there's gonna be.

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