言われやすい人
歳を重ねると、だんだん人は変わるのが難しくなってきます。良くも悪くもそれまでの積み重ねに自信を持って、自分にはこれが合ってるんだ!という思い込みが生まれたり、自分以外の人が馬鹿に見えたりして。
そういう、変な自信みたいなのが普段の言動にも出るのか、周りもあまり言ってくれなくなります。そうするとガラパゴス化は進み、血液の循環が悪くなり悪い血が溜まって、新しいものが入ってこなくなる。
だからこそこの歳になっての人からの忠告や指摘は有り難く受け取らなきゃなって思います。僕はよく「君は言いやすいんだよ」とかって言われることがあって、それで腹が立ったりヘコんだりすることも多いんですが、それによって気づくこと、見直すこともたくさんたくさんあって、おかげ様でこの歳になってもグルグル思い悩む人生を過ごすことができています(笑)。
でも逆に、あえて外野の声に耳を塞ぎ自分の内なる声だけに従って進むべき時もあると思います。イエスマンの耳障りのいい言葉を疑うべき時もあります。
今がどっちなのか見極めるのは難しいけど、結局は直感ですね。最初にピンと来た方。そして、どっちを選んだ自分が好きか。自分を好きでいられる選択を続けていければ、きっと後悔も自己嫌悪もなく生きていけるのかなぁ、なんて。まぁ、選ばなかった方につい思いを馳せてしまうのが人間なんでしょうけど。