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覚書(おいてきぼりの桜の園によせて)

今回とても難しいことを要求されていることに気付いた。台詞を意味が伝わるように、かつそこにキャラクターの感情を乗せ、演出家の求めるテンポで喋るのは普通に当たり前のこと。だけど今回はそこに加えて、台詞とは全く関係のない動作、さらに別の意識と動作を加えて上記の当たり前をこなさなければならない。ドラムの手と足を別々に動かすのが難しい〜なんて次元の話ではない。

でもこれを観客が観た時に、すごいことやってるなぁなんて思われちゃいかんのである。だって意外と人間が日常生活の中でやってることだし、何よりも技術だけを見せつけてドヤるなんてプロのやることじゃない。なんなら「なんだ簡単じゃん、俺にもできらぁ」くらいに思わせなければならないのである。

というようなことは基本的に人の、特に演出家の見ていないところで言うようにしたい。産みの苦しみを喚いたって仕方ないのだ。結果が全てとは言いたくないが、役者は演出家に対して稽古場での演技のみでモノを言うべきなのだ。まぁ、言い訳すんなって話だ。

ゆーわけで初日まであと1ヶ月。時間はあるようでないようで、ある。こんなに視聴者の少ない場所で宣伝したところで何になる、ではあるけれども、知って。気にして。何より観に来て。

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来月半ば、演劇をやります。南千住という東京の外れにある3階建ての一軒家にて、チェーホフの古典的名作『桜の園』をモチーフにした会話劇です。

年末のお忙しい時期とは存じますが、楽しんでいただけるよう奮闘努力します。また、今回でその劇場(アトリエ)が閉鎖されてしまうとのことなので、一軒家で上演される珍しい芝居を最後にぜひご覧下さい。
各回20席限定で既に半分売れてる回もありますのでどうかお早めにご予約いただけたら嬉しいです。
以下、詳細!!!!!


gekidanU家公演企画Vol.6
『おいてきぼりの桜の園』

脚本:葭本未織(gekidanU)
演出:ヒガシナオキ(gekidanU)

●あらすじ
オンラインサロン・チェリーブロッサムは、恋愛セラピスト・城ゆきこの主催する「本当のあなたを好きになる」ための自己肯定オンラインサロンです。
南千住、5−25−6。ここにはかつて、見事な桜並木を持つお屋敷があった、らしい。そのお屋敷は5年前、競売にかけられ、無くなった。そこらへんに乱立する極小住宅に姿を変えた。桜並木も無くなった。切り倒され、コンクリートで埋められた。だけど結局買い手がつかず、駐車場になった。この離れだけが、昔のまま、取り残された。
———彼女は桜の園のお嬢さんだ。そうにちがいない。

●出演
麻生実希
池内明世
市原ユウイチ
花奏和音
持田千妃来
弥上零

鈴木明日歌(gekidanU)
ヒガシナオキ(gekidanU)
森下凛央(gekidanU)

●会場
アトリエ5-25-6(荒川区南千住5-25-6) 2F/3F
 
●日時・タイムテーブル
2021年12月9日(木)〜12日(日)
−9日(木) 19時30分
−10日(金) 14時、19時30分
−11日(土)  12時、15時30分、19時
−12日(日) 12時、15時30分、19時

※全9ステージ
※受付開始、開場は開演の30分前
※上演時間は80〜90分予定
  
●チケット料金(当日・前売り共に)
3,000円

−予約
https://www.quartet-online.net/ticket/house6?m=0aadaih

●新型コロナウイルス(COVID-19)対策について
独自のガイドラインを制定し、感染防止対策を行った上で公演を実施致します。
https://gekidanu.com/wp-content/uploads/21_house5_6_guideline.pdf

●詳細
https://gekidanu.com/house-6


●スタッフ
舞台監督:ヒガシナオキ(gekidanU)
舞台美術:よりぐちりょうた(gekidanU)
照明:電気マグロ(gekidanU)
音楽:鈴木明日歌(gekidanU)
音響:宮平舜也
制作:渡辺奈都
宣伝美術:佐藤莉子
企画統括:遠藤遊(gekidanU)

【gekidanU 家公演企画とは】
2012年の結成以来、gekidanUが拠点とする南千住の住宅を改造したアートスペース「アトリエ 5-25-6」での公演企画。
小劇場に馴染みの無い層にも触れていただけるようなパッケージ作りとともに、公演を重ねる毎に「家劇場」としての空間の作り込み、整備を進め、演劇ファンにも驚きを届けられるような、この場所ならではの作品づくりを目指していく。
Vol.6となる今回は、チェーホフの名作『桜の園』をモチーフに、過去に栄えた大豪邸の離れに集う人々を描く。

【gekidanUとは】
gekidanUは2012年に遠藤遊を中心に結成された団体。
荒川区南千住を拠点に活動中。
 
野外劇、住宅での家公演を中心に「誰かの原体験になるモノをつくる」を根底に、
言葉の力を重視し、「場所」とのつながりを意識した演出/創作が特徴。
 
主宰遠藤遊の旧住居である住宅を改造したアートスペース「アトリエ5-25-6」を運営し、劇場・稽古場としての貸し出し、プロデュース公演の実施や、毎年夏に開催している野外演劇フェス『弔EXPO』の開催など、演劇を行うための「ハード」を作っていくことを活動のもう1軸としている。
2022年春にアトリエの取り壊しに伴う移転が決定し、引越し先を選定・募集中。
 
HP:https://gekidanu.com/
Twitter:https://twitter.com/gekidanU
メールアドレス:gekidanU0211@gmail.com

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