古田 雄一|Yuichi Furuta

1987年生。筑波大学人間系教育学域 助教。教育学(教育政策、シティズンシップ教育、子どもの声/参画、アメリカ教育改革)。発信は個人の見解です。 https://researchmap.jp/yuichifuruta

古田 雄一|Yuichi Furuta

1987年生。筑波大学人間系教育学域 助教。教育学(教育政策、シティズンシップ教育、子どもの声/参画、アメリカ教育改革)。発信は個人の見解です。 https://researchmap.jp/yuichifuruta

最近の記事

授業紹介:教育行政論(2024年度・教育学類)

(この記事は、2024年度時点での授業内容をもとにしています。) 筑波大学における私の学群・学類(※筑波大学の学部相当)での主たる担当科目の一つが、「教育行政論」(教育学類開設・専門科目)です。標準履修年次は2年生で、講義中心で、教育行政・政策に関する内容を扱っていく授業となっています。 3年目となり、ある程度ベースとなる形もできつつあるので、せっかくなので少しばかり内容を紹介したいと思います。 授業内容の構成は、以下のようになっています。(75分×20回) 実は私自

    • 子どもの意見表明権を保障するとはどういうことか ~Lundyモデル~

      本日あるオンライン勉強会で、学校や教育行政において子どもの意見反映・参画にどのように取り組んでいくかというお話をする機会がありました。 限られた時間にいろいろ詰め込んで、駆け足となってしまい申し訳なかったのですが(いつもこうなりがちで反省です)、話題提供の中で、子どもの意見反映・参画においてどのようなことを大切にすべきか、という考え方をお話するパートがありました。 そこで、Laura Lundy というイギリスの子どもの権利研究者が示した有名なモデルに触れたのですが、日本

      • NPOと研究者の協働

        プロフィール記事でも少し書いた通り、2019年度の立ち上げ時期より、認定NPO法人カタリバ「みんなのルールメイキングプロジェクト」に、外部研究者として協力・参画させていただいてきた。 その経験をもとに、NPOと研究者の協働について話題提供させていただく機会があり、いろいろと振り返る機会になったので、少しまとめてみたい。 なぜプロジェクトに関わったのか そもそも研究者である自分が、なぜこのプロジェクトに関わることになったのか。それは、自分自身の問題関心と結びついていたとい

        • 博士論文と単著の話

          自分の博士論文、単著を素材に、学会の大会で話題提供をすることになった。 今振り返ってみても、悩みながら書いて、世に出したものであったなぁと思う。 学会での報告の準備をしながら、博士論文、そして単著というのは、いわば自分自身の存在をかけてやっていたものであったことを改めて感じたので、今日はそんな話を、いくつか断片的に少し書いてみようと思う。 (というわけで、この投稿は、博士論文や単著にかかわるノウハウのような類のものではなく、自分にとって博士論文や単著とはどのようなもので

          プロフィール/noteについて

          (※2024年11月最終更新) 2022年に筑波大学に助教として着任しました。教育学を専門に研究しています。(このページは、今後も適宜更新していきます。) ◆研究業績等に関するプロフィール:researchmap ◆個人のウェブサイトはこちら 主な著書について博士論文をベースに加筆修正した単著を、2021年に東信堂より刊行させていただきました。 古田雄一『現代アメリカ貧困地域の市民性教育改革―教室・学校・地域の連関の創造―』東信堂、2021年。(※日本教育経営学会学術研

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