問題を解決する能力の価値が下がるって本当なの? #BookandMe 渡辺健介 「世界一やさしい問題解決の授業」
写真は、私が2歳の頃。16ピース?のパズルを完成させてどやっている写真です。この時から、本質は何も変わってないです。本当に。
というのも、パズルのような問題解決が、めちゃくちゃ好きなんです。
与えられた問題に最適解を出すというゲームがとにかく好きなんです。
こんなことを言うと、なんかめんどくさそうって思われるかもしれませんね。
まあ、比較的めんどくさい部類に入る人間だとは思います。
社内のメンバーにはよく、なんでそうなるの?なんでそう考えたの?
って、しつこく聞いていますから。
みんな、いつも飽きずに(もしくは、そんな素振りを見せずに)付き合ってくれてありがとう。
そんな問題解決大好き人間が、偉そうな顔をしていられる時代がもう終わってしまうと言うのが、最近よく言われるようになっていますね。
(たとえば、山口周さんの「ニュータイプ」とか)
そうすると、この先、問題解決の能力なんてみんな身につけなくていいのかな、って思うと、なんとなくそうじゃない気がするんです。
問題解決ではなく、問題発見が大事だと言うことがよく言われますが、問題見つけたぞーって叫んで終わっている人って、なんと言うか、うるさいだけのような気がしてしまう。。。笑
つまり、問題解決から問題発見へのシフトではなく、問題解決プラス問題発見になりましょうとういことなのでは?
そんなモヤモヤを抱えながら読んだこの一冊。
この本の冒頭に書いてありました。私のモヤモヤを晴らすヒントが。
問題解決能力を身につけた人のことを、この本では、「問題解決能力キッズ」と呼んでいます。その一方で、身につけられていない人のことを、「どうせどうせ」子ちゃん・「評論家」くん・「気合でゴー」くんと呼んでいます。
この3人は、名前の通りで、問題を解決することが得意じゃない子たちのことです。そして、それは、自分の中にある問題を発見した後のことです。
問題を発見しても、「どうせどうせ」とくよくよしていたら前には進めないし、「評論家」気取りで、行動に移していなかったら何もできないし、「気合でゴー」でとにかく進んでいたら、どこにたどり着くのかわかりません。
(考え方によっては、「気合でゴー」くんは、ニュータイプ的な思考で、この先の時代、後先考えない行動力は価値があるのかもなぁとも思えますね。)
問題を発見する能力の重要性が高まっていく時代だからこそ、問題解決能力は当たり前のものになっていくのかもしれません。
解決するだけで、問題を誰かからもらうのを待つのではなく、
発見するだけで、問題を誰かに解決してもらうのを待つのでもなく、
自ら、問題を発見して、解決する。
この両方の思考の癖を身につけることが、自分の人生を楽しく過ごすコツなのです。
最後にこの本のまえがきから、引用します。
問題解決能力を身につけることは、(中略)自分の力で考え抜き、行動をする人になる、自分の力で人生を切り開く人になるということなのです。