「打ち合わせ」は何を打っているのか?
会議やミーティングのことを「打ち合わせ」と呼ぶことがある。
ふと、「打ち合わせって言うけど、何を打ってるんだろう?」と気になって、調べてみた。
どうやら雅楽の音合わせ、拍子合わせに由来する言葉のようだ。
雅楽とは、日本古来の儀式音楽や舞踊などのこと。
音合わせでは、まず打楽器が拍を打ち、そこに弦楽器や管楽器が音を合わせていくらしい。
つまり、「打ち合わせ」が転じて「会議」の意味になっているのは、
「これから素敵な演奏をできるよう、みんなの音を合わせておきましょう」
ということなのではないか。
そう思うと、一見つまらない会議も
「みんなの音の響きを確かめているんだな」
「良い演奏をするための準備をしているんだな」
「自分も音を鳴らした方が楽しいかもな」
と捉えると、より楽しくなるかもしれない。