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「打ち合わせ」は何を打っているのか?

会議やミーティングのことを「打ち合わせ」と呼ぶことがある。

ふと、「打ち合わせって言うけど、何を打ってるんだろう?」と気になって、調べてみた。

雅楽が語源の日用語「各楽所の打奏法に微妙さがあり調節の約束事、拍子合わせの場」
『図解日本音楽史』p66-67より

レファレンス協同データベースより

どうやら雅楽の音合わせ、拍子合わせに由来する言葉のようだ。
雅楽とは、日本古来の儀式音楽や舞踊などのこと。
音合わせでは、まず打楽器が拍を打ち、そこに弦楽器や管楽器が音を合わせていくらしい。

つまり、「打ち合わせ」が転じて「会議」の意味になっているのは、
「これから素敵な演奏をできるよう、みんなの音を合わせておきましょう」
ということなのではないか。

そう思うと、一見つまらない会議も
「みんなの音の響きを確かめているんだな」
「良い演奏をするための準備をしているんだな」
「自分も音を鳴らした方が楽しいかもな」
と捉えると、より楽しくなるかもしれない。


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