7月を振り返る
今年も暑い夏がやって来た~、と思っていたらもうお盆!
7月について振り返っておきたい。
新しいこと・良かったこと
都市対抗野球を観に行った
取引先の関係で会社の人に誘われ、一緒に観に行った
小さい頃に父の仕事の関係?で社会人野球は観たことがあったが、それ以来の野球観戦。東京ドームのスタジアムに入ること自体が初めて。選手はもちろん、応援団も全力。画面越しではない、生の熱気を感じられた!年齢やジャンルに関係なく、一生懸命・全力で・真剣に何かに打ち込んでいる人を見ると、グワッと何かが伝わってくる。良い刺激・励みをもらえた
同期でビノレポをやった
会社の同期で集まって、「ビノベーションレポート」なるものの読み解き会をやった。事前にアセスメントを受けて発行されたレポートを持ち寄り、お互いの結果をシェアするということをやった
自分のレポートを単体で見るよりも、お互いの結果を見比べることによって、相対的な自分の傾向・特徴も分かって面白かった。自分はわりと資質に偏りが少なく、バランスが良いタイプらしい。モチベーション特性(何にモチベーションを感じやすいか?感じにくいか?)、ストレス特性(何にストレスを感じやすいか?感じにくいか?)ともに突出したものがなく、どんな環境でもあまりブレずにパフォーマンスを出せるようなタイプだと解釈できる。「こういう環境では全然パフォーマンス出せない」という苦手があまりない一方で、「こういう環境にはドハマりして爆裂に大活躍できる」というものもなさそう
こういう類のレポートは自分の一側面を照らしてくれるスポットライトのようなものなので、大事なのは、自分の主観や他人からのフィードバックとも統合して、「じゃあ、どういう選択をしていくか?」ということだと思っている。また、「私はこういう特性があるので、こういう環境に身を置きたいです」と人に説明するときの材料にもなるという意味でも有用だと感じる
人によっては「これやって何が楽しいの?お金払う価値あるの?」という人もいると思うので、みんな「面白そう」と興味を持って一緒にやってくれる人たちが同期であることは、恵まれているなぁと感じている
運動
今月もラン0km!よろしくない
喉風邪で体調を崩していたこと、雨が多かったこと、暑くて走る気が起きないことが重なって1回もランニングできなかった
猛暑は8月も続いているので、室内でもできる筋トレは継続しつつ、無理のない範囲でランを積み重ねていきたい
横浜マラソンまであと2か月と2週間!
読んで良かった本
『考えるとはどういうことか』
会社のイベントで「哲学対話」というものをやる機会があり、ファシリテーターをすることになったので、予習として読んだ
哲学対話では、一定のルールをみんなで守ることで、あとは自由に思考や発言ができる。名前からはなんだか難しそうな印象があるかもしれないが、そんなことはない。優しくて柔らかい、もやもやするけど不快ではない、そんな雰囲気の場。仕事でのディスカッションとは異なり「結論を出さなくてもいい」「生産的でなくてもいい」「発言しなくてもいい」という側面があるので、誰でも気楽に参加できる
仕事でのディスカッションでは「目的」「組織の方向性」「メリット・デメリット」「課題と解決策」などによって思考の方向性が規定されがちだが、哲学対話では「自分個人はどう考えるか」「人の考えを聞いて、新たな問いが生まれる」という要素があり、思考の自由度が高い。私自身も、哲学対話を通して、「日々、様々な情報や意見に囲まれる中で、自分は本当に自分の頭と心で考えられているだろうか?」という問いが生まれた
『はじめて考えるときのように』
「"考える"って、どういうことだろう?」について、子供にも分かりやすいような言葉で書かれている本。言葉が柔らかく、口語調でもあるので、さくさく読みやすかった
「考える」ということを表現するために色々な比喩が用いられているが、「考えるというのは、耳を澄まさなければ出会えないものに出会うために、耳を澄ますこと」「考えるというのは、"現実の世界"という地面から、"ありえるかもしれない可能性の世界"という空にはばたくための翼」という表現が印象的だった
観たエンタメ
異国日記(映画)
原作(漫画)の雰囲気が好きで、観に行った
総評としては、原作が大好きすぎる人はけっこう不満足に終わってしまうんじゃないかなぁと感じた。というのも、ガッキーは最大限演技を尽くしていたが、それでも配役がベストだとは思えなかったからだ。雰囲気が柔らかくて、槙生さんの一匹狼然とした存在感や尖り具合はあまり感じなかった。原作とは別物として観ようと思っていた私でさえそれなりに気になってしまったので、原作が大好きな人は注意が必要かもしれない
一方で、実写化されることで「槙生さんや朝が実在するならこんな感じなんだろうな」というリアリティが、世界観に付与された。そのおかげで、映画後に原作を読みなおしたときは、作品に色味が増したというか、奥行きが増したような感覚を持てた
ルックバック(映画)
藤本タツキさんの読み切り漫画が原作。ジャンプ+で読んで良かった記憶があったので、観に行った。めちゃくちゃ良かった!
ものづくりをしている人、エンタメやアートに関わっている人、とりわけ絵を描いている人はぶっ刺さって心ぶるぶる震えちゃうんじゃないかと思う。絵を描いてない自分でさえ、かなり感動して何度も泣いてしまった。漫画を映像化した作品の、一つの完成形のようにも感じた。アニメーションや声・音楽が加わることによって動き・躍動感が出るのは当然ながら、静止画を効果的に使うことによって「漫画の絵がそのまま活かされる」という粋な演出。また、映像を観ながら「これ、1枚1枚全部手書きしてるんだよな…」という畏敬の念を描かざるを得ない。スタッフさんたちも、作品作りに関する情熱や苦悩・葛藤を抱えてきているであろうこと、その末に素晴らしい作品を生み出すことができたということ。作品の中の世界観と、制作陣の世界観が重なり合って、二重に心を動かされた。自分も小学生のころ、百均の自由帳に棒人間の漫画を描いて毎日友達と見せ合っていたことがあったので、そのことをとても思い出した
アンナチュラル、MIU404(ドラマ)
映画『ラストマイル』の準備として観た。アンナチュラルは2回目、MIUは初めて。どちらもめちゃくちゃ面白かった!
魅力的なキャラクターたち、鮮やかだが切ないストーリー、世界観をより立体的にする音楽や演出。人気が高いのも納得のクオリティ。基本的に人が死んでから物語が展開するアンナチュラルに対して、最悪の事態になる前に間に合わせることを目指すMIU。そこの対比も美しく、心を揺さぶられた
印象的な言葉
「ペンを手に取ろうよ」
言語化の頻度が落ちている自分に対する、自分からのメッセージ。7月の振り返りをするにあたり、メモ書きの白紙を見返していたら「あまり気負わず、ペンを手に取ろうよ。言葉を紡ぐ筋肉を動かそうよ。1日1枚でいいから、その時間をとってみようよ」と書いてあった。メモ書きをしていると、こういう過去の自分からのメッセージに出会うことがけっこうあるので面白い。今後も習慣として磨いていきたい
「人間関係に濃淡をつけろ」
「みんなと仲良くする=善」という自分の価値観に、揺さぶりをかけられた言葉。全部を平等に扱うということは、特定の何か・誰かを贔屓しないということ。何かを大切にするということは、他の何かを大切にしないということ。濃淡をつけるということ。みんなを平等に大切にする、というのは土台無理な話なのである
「平等に扱いたい」もしくは「濃淡をつけたい」というのはいずれも自分のエゴであり、否定できないいち要素。一方で、良い人間関係を築くには、相手目線とのバランスも必要。「相手はどう扱われたがっているだろうか?」もある程度考慮しないと、独りよがりな生き方になってしまう。…ということを今さらになって考えさせられながら、「頭では理解したけど、本当にそうかなっ!?」という疑問も併せ持ちながらもにょもにょ考えている、そんな30代
「難しいことにチャレンジできているか?」
7月は会社内の組織改編・部署異動が多い時期。私は異動はなく、これまでの仕事を継続しつつ、+αの業務に取り組んでいる最近。部署を異動してヒィヒィやっている(ように見える)人を見て、心のどこかで「ちょっと羨ましい」と感じている自分を否定できない。「あの人今はしんどそうだけど、この後めちゃくちゃ成長するんだろうな」と思ってしまうからだ
昔の上司に言われた「慣れてきた時ほど意図的に変化をつけろ」や、学生時代に聞いた「仕事が安定している時はプライベートでチャレンジを、プライベートが安定している時は仕事でチャレンジを」という言葉たちとかけ合わさって、「難しいことにチャレンジできているか?」「意図的にストレッチをかけられているか?」という問いが自分に降りかかっている。新しいことにチャレンジしてはいるけど、もっと大粒なチャレンジしてもいいんじゃない?これまでにないような時間の使い方もしたりはしているけれど、もっと負荷をかけても全然大丈夫なんじゃない?という、自分の内なる声が聞こえる…
雑感
7-8月と、とにかく暑い。ドアを開けたときのぶわぁっと温風に包まれるあの感覚、サウナ室に入るときと大差ない。でもサウナ室に入るときのワクワク感はないし、日差しは容赦なく肌を焼いてくる。かといって室内にこもっていると生物としての感覚が狂ってくるので、できれば毎日外出はしたい。外出すると1分くらいで汗をかくので、タオル・扇子・水が手放せない。早く涼しくなってほしい!
写真
8月も、健康第一でがんばっていきます!