イベントメモ DAY3 UpdataDX22
DAY3【DX Solution Day】
日時:2022年10月14日(金)10:00-18:00
場所:会場(ザ・プリンス パークタワー東京)とオンライン配信でのハイブリッド開催
登録者数:17,000人以上(オンライン/オフラインの合計)
10:00<DX Keynote>2022年、DXの素顔。私たちがとるべきこと
ウイングアーク1st株式会社代表取締役 社長執行役員 CEO 田中 潤氏
〇日本と世界
デジタル活用の順位:世界29位、先進国最下位
テレワーク:日本企業の55%が必要としていないと回答。かなり低い状態
〇DX推進、3年前と比較
データのじかん(ウイングアーク1stのメディア)
DX推進のポイント:企業文化と人財育成(企業文化を変え、人を育てる)
〇日本の従業員エンゲージメントが低い
世界平均20%、日本は5%
働きがいのある仕事で高いモチベーションを実現させる
〇ウイングアーク1stの取り組み
3つのビジネスDX(エコシステム)
企業内DX:企業内の革新的なデータ活用
企業間DX:企業における共通課題を解決する
人財DX:バーチャルアシスタントを利用した人材価値最大化
デジタル庁 河野大臣のビデオメッセージ
2021年9月発足
温もりのあるデジタル化を目指したい。
デジタルで出来るは、徹底的にデジタルで行う。
人は本来、人がやるべきことをやる、人が人を助ける。
事例)書かない窓口
役所のバックオフィスシステムを整備する
将来:役所に行かなくていい、9割はいかなくても済む
カギになるのが、マイナンバーカード
ThoughtSpot Inc.CEO
Sudheesh Nair 氏
〇ThoughtSpot×Dr.Sumのアライアンスを発表(10/12)
ライブ・アナリティクスに特化したBIサービスを提供するユニコーン企業
データ処理のバックシステムとして、Dr.Sumを採用。
ヤンマーホールディングス株式会社取締役 CDO
奥山 博史 氏
〇DX推進のポイント
まずはクイックに始める→分散しているデータを1か所に集約する
中期的→システム同士をつなげる
株式会社東芝取締役 代表執行役社長 CEO
島田 太郎 氏
〇DXを推進する前段階で、自社のDXの定義を徹底的に考えて作成した。
DE:デジタルエボリューション→バリューチェーン
DX:デジタルトランスフォーメーション→プラットフォーム
・書籍「スケールフリーネットワーク ものづくり日本だからできるDX」
12:00、13:00 invoiceAgent
ウイングアーク1st株式会社
帳票:商取引の証跡となるもの
インボイス制度:仕入税額控除に影響あり、企業の利益に直結する重要課題
〇一番ハードルが高い企業間DXをinvoiceAgentで実現
invoiceAgent:企業間で流通する帳票の最適化を実現し、ビジネスを加速させる電子帳票プラットフォーム
invoiceAgent文書管理
・文書の保存、保管を行うinvoiceAgentのハブとなるサービス
・コンテンツクラウド「BOX」との同期が可能
invoiceAgent AI OCR
・取引先各社からの請求書フォーマットがバラバラの場合でも、
5つのAI OCRエンジンから最適な機能を選択して読み取りの自動化を実現
invoiceAgent 電子取引
・取引先へ私書箱(無償)を配布することで請求書等の送信・受信がワンプラットフォームで実現、
・送る側も受け取る側も電子帳簿保存法対応が可能
・インボイス制度の適格請求書の配信、受取、管理が可能
・他社のワークフローシステムと連携(イントラマート)
invoiceAgent 電子契約
・関連文書の一元管理によってペーパーレス、ハンコレスを安全に実現
15:00 Dataringで現場のスモールデータを経営判断に活用
ウイングアーク1st株式会社
〇背景
スモールデータ→システム化されていないデータ。業務の中で無くせない個別管理のデータファイル。例)拠点、店舗ごとの営業報告書など
〇Dataring Playerの紹介(2023年春リリース予定)
複雑なシステムを作らずに簡単に使える
・専用のアップロード画面
・データクレンジング機能
・チェック、自動加工
〇ETLツールとの違い
ETLとは、Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(格納)の略省
スモールデータを実用的なBIで使えるデータに変えるためのプロセス。
・ETLツールは定期的に取り込むには優れている
・Dataring Playerは、リアルタイム性、スピーディーな利用に向いている
〇データマネジメントの重要性
課題:データの品質がバラバラ
ポイント:データ品質の管理、コントロールが重要
アプローチ:「何のために使うデータか」の目的から発想している。
一般的には「どんなデータが取れるか」から発想している。
17:00 後半 IT投資の決裁者を攻略する方法
freee株式会社 執行役員CIO 土佐 鉄平 氏
ウイングアーク1st 取締役 執行役員 事業統括担当 兼 CTO 島澤 甲 氏
〇IT投資は分かりにくいけど、やたらお金がかかる
透明性の高い投資効果を決裁者に提示する
約束×予測=投資対効果
例)サーバーセキュリティソフトを導入する
約束:ヒヤリハットを300件発見します。(Do)
予測:被害にあった場合、○○億円の損失(ホラーストーリー)
例)BIツールの導入
BIツールは、売上UPや経費削減を定量的に示しずらい、シナリオ作りが重要
どう使いこなすか、具体的にどういうアクションをするか定量的に提示する
例)ユーザーライセンス数を増やしたい
導入すればアウトプット(成果)をどれくらい出せますか。定量的に提示
将来の計画(2-3年)をレポートでまとめて提案する。
KPIツリーを作る
1.目的に対して、ブレイクダウンしていく
2.途中、見えなくなる(ブラックボックス)が出てくる
3.ブラックボックスをどうやったら可視化できるかを考える
コミットがどれだけできているか
ROI(投資利益率)を明確にする。
約束=仮説であり、導入後の実績から検証が出来る
まとめ
3日間で私が感じたDX推進を支援するポイント
・まずは業務を知る、理解する
・目的、ゴールを明確化、明文化する
・小さなところ出来るところから、徐々に始める
・DX推進は地道、泥臭く、粘り強く
・DX推進者との信頼関係、全力でサポートし、先導者になる
・成果を定量的に示して、社内を巻き込んでいく
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