見出し画像

イベントメモ TerraSkyDay2022

2022年10月5日(水)ANAインターコンチネンタルホテル東京で開催された「TerraSkyDay2022」に参加してきました。

複数のセッションに参加した中から、重要と感じてメモした内容を順不同で書いていきたいと思う。

量子コンピューター
 これから:量子コンピューターの時代が到来する?
 2000年代:クラウドサービスの普及
 1990年代:クライアントコンピューターの普及

DX Ready
1.SOE/SOR
・システムを2つに分けて考える
 SOR(Systems of Record):データベース、トランザクション処理、従来型アプリケーション
 SOE(Systems of Engagement):ソーシャルネットワーク、モバイル、クラウド、アナリティクス、セキュリティ

2.LIFT&SHIFT
・まずはクラウドにあげる
 Lift:Salesforce,AWS,Google,MicrosoftAzureなど
 Shift:イノベーション×アジリティ

3.マイクロサービス
・サービスをモジュール単位で構成する
 デジタル時代のビジネスアーキテクチャ
 コンウェイの法則:システム設計は、組織構造を反映したものになる
 Mulesoft:APIの開発工数削減、標準化

4.CoE(Center Of Excellence)
・継続的な運用体制と人材の育成
 組織:DXを推進する組織づくり
 ガイドライン:品質保持と開発の加速を両立
 育成:内製化で機動力を高め、スピードとアジリティを


三菱UFJトラストシステム株式会社様の事例紹介
〇金融DX推進のポイントとは

〇新規プロジェクト立ち上げ前のポイント
1.セキュリティ、技術要件を満たしているか
2.要件定義が莫大に膨らまないようにする
3.子会社→親会社、小さい成功体験、スモールスタート

〇事前に合意を取得しておく
 ・企画部が事業部門を抑えに行く
 ・ゴールがぶれずにプロジェクトが進んでいく
 ・例)Salesforceの標準機能でいく


関西電力送配電のDX推進事例
〇存在した社内の壁(3大宗教)
1.スクラッチ教
・クラウドサービス(パッケージソフト)への嫌悪感
 =スクラッチ開発文化が定着
・業務ニーズをベースにコスト比較
 =スクラッチが優位になる

2.セキュリティ教
 ・セキュリティ面に懐疑的

3.社内派閥?社内政治?
 ・詳細はなし

〇壁を壊すために
 強い思いで、強力に推進!小さな成功をつくる
 パッケージへの懸念:啓蒙動画を作成、
            経営層にプレゼンが伝わりやすくなった
 コスト評価:拡張性と付加価値の機能を説明

〇DXを推進する土台
 ・風土の変化
 ・意識改革と業務改革を実現
 ・経営層の率先した牽引

レガシーシステムの刷新へ
 データの一元管理、疎結合
 それぞれの領域へパッケージソフト・サービスの適用


まとめ

DX(デジタル・トランスフォーメーション)の取り組みを始めた実際の企業担当者が登壇して、赤裸々にプロジェクトの内情の話を聞くことができ、これからお客さまのDX推進を進めていく上で参考になる情報を得ることができた。
また、これまで単語として知っていた量子コンピューターについての話もあり、これから基礎知識程度は把握しておこうと思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?