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夏休み part 10

Day 12 Zip Air の機内に乗り込みました。
深夜便で寝て起きたら朝にシンガポール到着というスケジュール。

機内では長袖のシャツにジャケットを羽織っている。上空は冷たく、空調はブラケットをかけて丁度良くなるような設定。

僕は三人掛け席の通路側に座っている。

いつもマレーシアとシンガポールを往復する時は窓側席を取ります。なので早めに搭乗して3人掛け席で1番先に着席するようにしている。

癖でその日も1番先に座ってしまった。
通路側は出来れば1番最後に座るのがスムーズ。
窓側には半ズボンニキ、真ん中には日本人ネキが着席します。

僕は正直ラッキーと心の中でガッツポーズをした。隣に座る人が大変な人だと6時間のフライトはかなりしんどい。

大変な人ってどんな人かって?
(これを書いているいま、結構お酒を飲んでいるので、ここからは温かい目で読んで頂けると嬉しいです。)

真っ先に浮かぶのはお太りになられている方です。

あと、過去にバチバチのハイブランドと常識外れのオーラを纏った浮世離れの人が隣だったこともあります。

そして、いびき魔の人。
これは自分がそうじゃないと言い切れないのでお互い様だけど…

あと体臭ニキ。
これは外国人ニキが多いです。

とにかく日本人ネキが隣で安心したんです。


離陸してしばらくするとウトウトして来るけど小腹が空いてきた。
周りが食事を取っていると食べ物のいい匂いに誘われる。

まぁさっきカツサンド食べたけどなぁとガマンしようかな。

そんなことを考えていると、

スンスン

ジュルジュル

あらら

隣のネキさんが鼻をすすって肩を押さえてる。
ふるふる寒そう。

パーカーにロングスカートをはいているネキさんは十分寒い機内の対策をしている旅慣れた人に見えるけど、風邪ぎみなのか、鼻をスンスンしている。

まだまだ長時間フライト、5時間以上あるよ。

僕は、迷いました。
これからしようとすることが正しいのか。 
少し様子を見たけど、ずっと寒そうなネキさん。

僕は機内販売のコーラとプリングルスと

ブランケットをふたつ、頼みました。  


そして、勇気を出して、隣のネキにブランケットを渡しました。 

「もし良かったら、どうぞ使って下さい。」


ネキさんは少し驚いたようだけど、いいんですかと受け取ってくれて、広げて

「温かいです」 

と言ってくれました。  

「それは良かったです。」


僕らはブランケットの暖かさにウトウトして眠りつく。


目が覚めると機内は離陸に向かって照明を明るくしている。

隣のネキさんは気さくに喋りかけてくれた。

「有難うございました。おかげでよく眠れました。」


僕らは退屈を埋めながらお互いのことをお喋りした。

・一時帰国中で静岡県出身のネキ
・シンガポールに12年以上暮らしている
・僕も東南アジアに13年暮らしていると意気投合する
・浅草が良かったねで盛り上がる
・鎌倉も素敵らしい(僕は今回行けなかった)
・マリーナベイサンズショッピングモールのジュエリー系のアクセサリーショップで働いているらしい

飛行機を降り際、返そうとしてくれたけど、
ブランケットは差し上げますとした。

預け荷物を受け取ると、彼女はバイオリンらしき楽器を背負ってやってきた。

「楽器やるんですか?」

「いやいや、買ってきたばかりで。これから習います。」
「毎年、新しいことをひとつ、はじめることにしているんです。去年はスキューバダイビングに挑戦しました。」

僕らはGrab乗り場で別れた。

「散歩がてら、お店に遊びにきてくださいね。隣のTWGのケーキをごちそうします。」


僕はあれからまだマリーナベイショップモールまで散歩に行けてない。 

忘れた頃に、ふらっとね。。

だってTWGのケーキごちそうしてもらったらブランケットよりも…
相方のひとに贈るアクセサリーも選ぶことになるでしょう…


クリスマスプレゼントかな…

隙をみて行ってみようか。


Home sweet home


こうして、僕のなんだかんだ楽しい夏休みは終わりました。
日常へ戻るのがひと苦労。


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