ゆういち3歳「日が照って、風が吹く」
本を読んだり、読んでもらったり。
ゆういち3歳。
保育所に行きはじめます。
どっさりとあった本は、自分でも読みますが、
寝る前に母親に読んでもらうのも大好きでした。
読み終わったら「もう一冊、もう一冊」と言って
なかなか寝なかったそうです。
ゆういちの好きだった本。
好きだった本をいくつかご紹介します。
空とぶホッケー=スティック
空とぶホッケー=スティック
文絵/ ジョリー・ロジャー・ブラッドフィールド
訳/ 飯沢匡
出版/ 講談社
発明する少年のお話。
少年は物干し竿に扇風機を逆向きにくっつけて、
扇風機の風の力で飛ぶ飛行機を発明します。
その飛行機で外国まで飛んでいきます。
電気で飛ぶのでコードをどんどん延長して、
コードが届くところまで飛ぶというお話です。
「魔法」ですべて叶うとかではなく、
自分で作って、電気で動くとか、
コードが届くところまでしか行けないというのが特徴的ですね。
僕が覚えている小さい頃の夢は発明家でした。
設計図を書いて、それを紙で作っていました。
この本を読んで発明家への夢が広がったのかもしれません。
アビニョンのりゅう
アビニョンのりゅう
文/ ユルゲン・タムヒーナ
絵/ ハイドルン・ペトリーデス
訳/ 宮下啓三
出版/ 講談社
南フランスのプロヴァンスに出る龍のお話。母親はこの本を読み聞かせしすぎて、行ったことないのに「南フランスのプロヴァンス」という地名だけを覚えたそうです。
日が照って~風が吹きゃ~ 洗濯物が~よく乾く~♪
プロヴァンスにある川で奥さんたちが洗濯をしているところへ龍が現れます。
そのときに奥さんたちが口ずさんでいる歌がこれです。
母親が勝手にメロディーをつけて歌っていたのを覚えています。
洗濯日和に、時々、頭の中でこの歌が巡ります。
ひとりぼっちのこねこ
ひとりぼっちのこねこ(こどものくに傑作絵本)
文/ 松下 佳紀
絵/ 井本 蓉子
出版/ 金の星社
動物は好きだったけど、
特別ネコが好きだったわけでもないですが
この本が大好きでした。
一人ぼっちのこねこは、
途中一人ぼっちじゃなくなるんだけど、
最後はまた一人ぼっちです。
孤独を好む3歳児
この2つの話は、似ているところがあります。
アビニョンの龍は、はじめ町の人に恐れられていたけど、
ぶどう祭りをきっかけに町の人と仲良くなるんだけど、
最後は一匹で去っていくし、
ひとりぼっちのこねこも、
最後は一人ぼっちで終わります。
どちらの生き物も一人ぼっちに戻るけど、
ちょっと温かい気持ちを持って終わります。
孤独を好む3歳児?
動画でもお話ししました。
今回は、ゲストにお母さんが登場します。
ご感想ありがとうございます。
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