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今日の"結" 2024年6月21日(金)

午前中は、7回目となる結・しぶや講座&交流会(7月31日(木)開催予定)の打ち合わせを行いました。

オンライン先で対応くださったのは、2001年から年齢問わず広く多様な方々の生活相談を受け止め、自立をサポートされてきた通称もやいさん(認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)の事務局長 加藤さん。

もやいさんでは日常生活の相談を電話、チャット、対面で受付けて個別対応をされている他、都庁下で食料配布を行ったり、住居の確保に向けた保証人や緊急連絡先の対応、シェルター運営など、生活困窮の状況から自立を図ろうとする方をサポートし続けておられます。
一言で相談といっても、行政制度への理解はもちろん、不動産の契約に関わること、病院との連携、弁護士など専門家とのネットワーク構築など、ありとあらゆる支援力が求められます。全て背景、事情が異なる一件一件の対応の積み重ねと、職員、相談ボランティア間での丁寧な知識、知見、知恵の共有が現在のサポートに生かされているそうです。

結・しぶや講座&交流会当日は、社会のセーフティネットとして生活に困窮した方々の声に日々向き合っておられるもやいさんの活動事例を共有いただく他、
「相談に対応される際には、どのように関係構築を図っていくのか?」
「自立へと歩んでいくプロセスを支える支援者としての肝は何か?」
など、支える中で大切にされている考え方や、スタンスについても伺っていきます。

結・しぶやには区民からの福祉に関する”なんでも相談”を受け付け、行政制度、その他の支援とつなぐ役割を担う地域福祉コーディネーターが常駐しています。もやいさんと同じく、お困り事を抱えた方と個別に向き合い、ご本人の自己決定を大事にしながら、当事者を取り巻く家族へのケアにも取り組まれているので、事前の打ち合わせながら、同様の福祉的な仕事に取り組むもやいさん、地域福祉コーディネーター同士の臨場感あふれる意見交換が止まず・・・。
7月31日当日のやり取りもさらに楽しみになる打ち合わせとなりました。

▼福祉なんでも相談のご案内はこちらから


結・しぶや講座&交流会は、近く、イベント情報としてご案内を開始しますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。
渋谷区内で活動をされている団体で、重層的支援体制整備事業(*1)の主旨に賛同いただける様であれば、どなたでもご参加いただけます。

*1 重層的支援体制整備事業
子ども・障がい・高齢・生活困窮などの分野別の支援体制では対応しきれない複雑化・複合化した課題に対して、分野を横断し一体的となって取り組むための包括的な支援体制を整備する事業です。

[コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)岡本]