今日の"結" 2024年8月7日(水)
今日も渋谷の街は真夏日ですが、結・しぶやでは社会福祉協議会の成田さんが毛糸で編み物をしている本日の結・しぶや。
成田さんが編んでいるのは「認知症マフ」。認知症特有の症状がある方や手元に不安を感じる方が、マフに触れたり手を通して気持ちを落ち着けることができる筒型のニット小物です。 高齢者の方は手先が冷たい方も多く、このマフの中に手をいれたり、ポンポンや飾りを触ったりしてほっこり穏やかな気持ちになれる毛糸のマフ。イギリスでは「twiddle muff(手でいじる筒状防寒具)」とよばれ高齢者施設や病院などで認知症ケアとして使われているそうです。
成田さんが参加している、認知症マフを編む「あみんぐ」というサークルは、もともとは松濤にある老人ホームにあるオレンジカフェ、チャーミングcafeの参加者から始まった活動。現在では渋谷区の見守りサポート協力員が中心となりボランティアさんも参加して、毎月第三金曜日に開催しています。完成したマフは施設などに寄付をしているそうです。
毛糸の配色やポンポンなどの飾りなどを工夫して、作る人も使う人も優しい気持ちになるマフづくりは、日本でも各地でマフを作るワークショップなどが広がってきているようです。
あみんぐのサークルに関するお問合せ先は、原宿の丘地域包括センター 、かんなみの杜・渋谷地域包括センターまで。
[コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)西野]