なぜ働くのか?~家族を守るためと必死に働くことに疲れている人へ>~
「なぜ働くのですか?」と質問されたときにあなたならどのように答えますか?
中には「家族を守るため」と答える人がいるでしょう。
とても素晴らしい答えだと思います。
しかしながら、大切な家族のためを思って頑張って働いているのに、どうしても辛くなってしまうことはありませんか?
日々忙しく膨大な仕事に追われる中、上司と部下の板挟みで「指導ができていない!」と怒られたり、理不尽な仕事を押し付けられたり。
また、朝早くから出勤し、帰りは終電になってしまったり、気づけば長時間立ちっぱなしだったりすることも。
仕事を好きになれない人もいれば、家と職場の往復だけで楽しみがない人もいるでしょう。
心身共に疲れ果て、働くことに悩んでしまう人もいるかもしれませんね。
それでも、家族を養っていくためには「今の仕事を辞めるわけにはいかない!」と、負の連鎖に陥ってしまうでしょう。
働くのは「お金のため」だと答える人が大半
「なぜ働くのですか?」という質問に対して、やはり「お金のため」と答える人が多いようです。
細かく見てみると、「生活をするため」「趣味嗜好を豊かにするため」「家族を支えるため」「生きがいのため」「社会貢献のため」などという答えが出てきます。
そのうち「生活をするため」「家族を支えるため」「趣味嗜好を豊かにするため」という3つの答えに共通するのは、「お金の面」ということです。
今回は、3つの答えに共通する「お金の面」についてお話します。
生きていくためにはお金が必要
生きていくためには、当然お金がかかってくるものです。
生活をするには、食費や生活費、水道光熱費、通信費、保健医療費、娯楽費などがかかってきます。
その他、家や車のローンもあると出費は莫大で、給料のほとんどが消えてしまうでしょう。
娯楽にも、お金がかかる場合がります。
趣味嗜好品を購入したり、外出時の交通費や入場料、外食費などです。
家族がいたら、家族分の食費や生活費、子供の養育費や教育費もかかります。
不自由なく、家族みんなが幸せに暮らしていくためには、たくさんのお金が必要になのです。
一家の大黒柱として、頑張って働いてお金を稼がないと!
と思うのも無理はありません。
「家族を守る」という責任だけで働くのは自分が辛い
家族や子供がいるサラリーマンの場合、家族を守るという責任を強く感じている人もいるでしょう。
「家族みんなを幸せにするため」「子供を大学まで通わせる費用を稼ぐため」「老後の貯蓄のため」と、強い責任と不安を感じながらも戦場のような会社に勤めている方もいるかもしれません。
しかし、家族の幸せのために、やりたくない仕事を頑張って働き続けることが自分にとって幸せなのでしょうか。
それが、定年まで数十年続くことを考えたら、苦しいと思いませんか?
確かに、お金が必要な世の中です。
ですが、お金のためだけに働くのは、充実した人生とは言えません。
仕事とは、「自分自身を成長させるもの」でもあり、「能力のスキルアップを目指し自己実現するもの」でもあります。
また「社会で役に立つ」ことだったり「人生を楽しむ」ものでもあるでしょう。
働く上で、いろんな壁にぶつかったり、やりたくないことでもやらなければいけなかったりすることも確かにあります。
しかし、お金を稼ぐためだけに苦しみに耐え続けるものではないと思っています。
実際にうちの主人がそうでした。
結婚し、子供が生まれてからはより一層家族を養うために必死で働いていましたが、理不尽な上司の元で働くことに疲れ、長時間労働に耐えて働くことにも疑問を感じ始めたのです。
「こんな職場に定年までいようとは思わない」「家族を養うために働くなら、もっと自分に合った、やりたいと思える仕事で生きていきたい」
そう話してくれました。
そうと決めてから、今の自分を変えるため、自分には何ができるのか、本当にやりたいことは何なのかを探し始めたのです。
その頃から、主人の表情や性格が明るくなったように感じました。
働くことを楽しむために
心身共に疲弊しながら働き続けている方がいたら、働くことへの考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
もちろん、家族を守るという考えはそのままで、働くことを全力で楽しもうとする姿勢に変えてみるのです。
自分で稼いだお金で、自分に投資してみるのも良いでしょう。
能力をスキルアップさせるためにお金を使ったり、お金を稼ぐスキルを身につける勉強を始めてみても良いかもしれません。
主人の場合、起業することを目標にしました。
脱サラして起業家になるまでの道のりを発信してみるのも面白いのではないかと考え、ブログを立ち上げることに挑戦したのです。
そのために、たくさん本を購入し、ブログの立ち上げ方やライティングの方法などを学んでいるところです。
その学びが、いつか収入にも繋がればと期待を膨らませています。
このように、自分に投資することで、自分自身の成長に繋がり、新たな目標が見つかるかもしれません。
そして、目標を達成させることで自己実現にも繋がります。
目標を達成させる、つまり、理想を現実にすることで楽しいと思えるよになるのです。
働くうえで、自分の理想像を作り実現に向けて力を注げば、仕事も楽しいと思えるのではないでしょうか。
さらに、お金を稼ぐスキルを身につけることが出来たら「稼がなければならない」という負の思いも軽くなり、充実した働き方ができるでしょう。
今の会社では新しい目標を見いだせない、実現できないと感じた場合、思い切って休職したり転職する、あるいは辞める勇気も必要かもしれません。
もし、心身共に疲れ果てているのなら、今の現状から少し離れ、身と心を休めることも大切です。
身と心を休めることで新たな環境が生まれます。
再出発するつもりで、自分への投資に目を向けて動き出すと新たな目標や目指すものが見つかるかもしれません。
まとめ
家族を守るために働くことは、とても大切な役割であり素晴らしいことだと思います。
しかし、家族を守るためだけに苦しみながら働くのは充実した人生とは言えません。
充実した人生を送るためにも楽しく働いた方がよいでしょう。
仕事が楽しいと思えるためにも、自分に投資しスキルアップを目指しましょう。
そして、目標をみつけ達成させることで自己実現をしていくのです。
必要であれば、心身を休めるための環境を整え、新たに目標を探すのも良いでしょう。
楽しみながら働く姿を家族に見せることも大黒柱の役目であると思っています。
「家族のために」から「自分のために」へとシフトチェンジすることが結果的に家族のためになるでしょう。