WEST.と私〜2023年振り返り〜
どうも唯畏(ゆい)です。
今更ですが、2023年足を運んだ現場。そこで見たWEST.を振り返ります。
もう2024年に入って2ヶ月が過ぎました。時が過ぎるのは早いです。。
2023年、WEST.としてはジャニーズ騒動や改名など、波乱の1年でした。
だからこそ、WEST.の強さと優しさが証明された1年でもありました。
舞台が目白押し
2023年はとにかくたくさん舞台を観に行けたなぁ、と思っています。
私が観劇したのは以下です。
ザ・ビューティフル・ゲーム(小瀧望/日生劇場)
キャメロット(桐山照史/日生劇場)
NOISES OFF(藤井流星/六本木EXシアター)
2022年の『盗聴』『幽霊はここにいる』で濵田崇裕、神山智洋の舞台を観劇したわけですが、2023年は今まで生の演技を見たことなかったメンバーの舞台を観ることができ、本当に幸せでした。
ひとつひとつ振り返ります。
ザ・ビューティフル・ゲーム
2023年の始まりは小瀧望の初ミュージカルとなったザ・ビューティフル・ゲーム(以下TBG)でした。
計5回、以下の日程で見させてもらいました。
1/8(日) 13:00
1/15(日)13:00
1/19(木)13:00
1/20(金)13:00
1/25(水)18:00
このTBGのために会社の冬休みをここに合わせた甲斐もあって、たくさん観劇できたので大満足でした。
WEST.の歌うま三銃士と呼ばれるのは神山智洋、桐山照史、濵田崇裕の3人。
その3人以外のメンバーが本格的なミュージカルで主演を務めるというのは凄いこと。WEST.の歌うま層の厚さを示していると思います。
実際、小瀧望はミュージカルで堂々とした歌を披露してくれました。最初に歌の第一声を聞いてものすごく安心したのを覚えています。
そして、小瀧望の演技力の凄さを痛感したのが、トーマスとバーで相対するシーン。声を荒げることなく、静かな怒りを感じさせるところが、とても素晴らしかったです。
そして、TBGはお話としても考えさせられる部分が多くありました。
小瀧望が演じたジョンは純粋がゆえに時代に飲み込まれ、戦争に飲み込まれていく人物。その真っ直ぐさを小瀧望が実直に演じました。
そして、ジョンの周りの人たちがとても魅力的です。
まず、トーマス。
ジョンを闇へ引きずるきっかけとなった人物ですが、それは頭がいいからこそ、戦争に正義がないことを知っていたからです。
トーマスのセリフ
「俺達は勝つために戦ってるんじゃない。相手の勝利を阻止するために戦ってるんだ。この戦争を次の世代まで繋げられたら、それが俺達の勝利だ」
は衝撃でした。
戦争の恐ろしさを如実に映し出していると思います。
そして、メアリー。
平和を愛し、無抵抗不服従の精神を貫いた女性。
こんな戦争なら勝たなくていい、と悲しみを歌い上げるシーンは、会場中の心を震わせていました。
この素晴らしいキャストの皆さんと、この素晴らしいミュージカルに参加できたことは、小瀧望にとってとても大きな財産になったのではないかと感じます。
舞台の詳細や詳しい感想はnoteにUPしてます。
キャメロット
参戦日
10/9(月)12:30〜
10/23(月)12:30〜
ブロードウェイミュージカル『キャメロット』
あの有名なアーサー王について描き、アーサーが目指した平和な国のあり方を見せてくれます。
アーサー王を坂本昌行が、そのアーサーに仕えた円卓の騎士ランスロットを桐山照史が演じました。
WEST.のYouTubeにキャメロットの楽屋での様子があがっていますので、ぜひこちらもご覧ください。
キャメロットのあらすじはこうです。
いや、もう流石としか言いようがありません。
主演の坂本昌行はもちろんのこと、やはり桐山照史は凄かった。歌がうまいことは知っていたものの、これほどだとは。
低音で深く響く声。
小さく囁くように歌うところは、声量は小さいのにこちらまでちゃんと響いてくる技量の高さ。
WEST.だと癖の強い歌い方をしていることが多い彼ですが、ミュージカルではそれを封印し、ミュージカルらしいクラシックな歌唱となっていました。
最初誰が歌っているのかわからなかったほどです。
1月に小瀧望のミュージカルを見て、十分歌がうまいと感じていたのに、桐山照史の歌唱技術の高さは正直それを越していて、やはりWEST.の歌うま三銃士に数えられる彼の凄さは半端じゃないなと思わされました。
お話もアーサー王という存在は知っていたものの何をした人がよくわかっていなかったので、とても興味深かったです。
きしくも、このミュージカルの上演は10月。ジャニーズ騒動で事務所が揺れていた頃でした。
エンタメの一時代を築いたジャニーズ帝国が滅びていくさなか。
だからこそ、最後にアーサが抱いた希望が沁みました。
ジャニーズの素晴らしいエンタメは私達が語り継ぎ、歴史の一端として後世に語り継がれていく。
そして、
コンサートでなるべく観客の近くに行くこと、『show must go on』精神でエンタメを止めないこと、『Youやっちゃいなよ』の精神で挑戦を恐れないこと。
ジャニーズの築いたエンタメイズムは所属タレントたちが、そしてそれに感銘を受けたエンタメ業界が継いでいくのだと信じます。
NOISES OFF
参戦日
11/16(木)18:00
11/17(金)18:00
11/20(月)18:00
11/22(水)13:00
藤井流星の初単独主演舞台となった今作。
演出は、小瀧望が権威ある読売演劇大賞で優秀男優賞と杉村春子賞(新人賞)をW受賞することとなった舞台『エレファント・マン』の演出も手がけた森新太郎さん。
とにかく笑える笑劇でした。
わかりやすく?言うと、吉本新喜劇をもっと緻密に繊細に組み立てたバージョンとでも言いましょうか。
あんなに笑える舞台は初めてで、会場中が爆笑に包まれました。
こればっかりは文章では言い表せない、間や表情や動きによる笑いなのであらすじは割愛しますが、
私が1番面白かったのは
Don't panic!Don't panic!
のところですかね。
3幕で、ここでこれが来たか!
と爆笑したのを思い出します。
そして、藤井流星かっこよすぎました。
いつ見てもイケメン。
スタイルはシュッとしてるし、顔はかっこいいし、立ち振舞もセンスがあって、眼福です。
こちらも楽屋での様子がWEST.のYouTubeに上がってます。ぜひご覧ください。
実に藤井流星らしさに溢れています。
WEST.といえば音楽
2022年はアリーナツアー、ドームツアー、フェス2本と音楽に力を入れた年でした。
そして、2023年はイベント数こそ少なくなったものの、WEST.といえば音楽だと言えるほどに高いクオリティのパフォーマンスを見せてくれました。
私が参戦したのは以下のとおり。
ジャニーズWEST LIVE TOUR 2023 POWER
SUMMER SONIC 2023 Tokyo
SUMMER SONIC 2023 Osaka
一つ一つ振り返ります。
LIVE TOUR 2023 POWER
(参戦日:3/19 13:00〜 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ)
とにかく挑戦的で、これからのWEST.が楽しみになる、そんなコンサートでした。
まず驚いたのはこれまで終盤で歌われてきた人気ロックナンバー『僕らの理由』で幕を開けたこと。
「えっ、いきなり!?」って目を皿にしたと同時に、「攻めてる!かっこいい!」って興奮したことを思い出します。
最初からテンションMAXで行くぞというWEST.の覚悟を感じました。
そして、POWERコンではメンバーが楽器に挑戦しています。
いつも楽器を弾いているメンバー(以下)は今回も安定のパフォーマンスを見せてくれました。
神山智洋・濵田崇裕 ギター
重岡大毅 ピアノ、ブルースハープ
桐山照史 カホン
特に神山智洋は自作曲『Strike a blow』にて、圧巻のギター演奏を披露しています。
私はギター素人なので演奏技術とかわかるわけではないですが、素人目に見ても上手いことがわかる演奏でした。
過剰なパフォーマンスで誤魔化さない、確かな技術力で勝負しているところが好きです。
そして、今回楽器ほぼ初挑戦のメンバー(以下)はよく忙しい中でここまで頑張ったなと思います。
中間淳太 バリトンサックス、グロッケン(鉄琴)
藤井流星 アルトサックス、ギター、タンバリン
小瀧望 シェイカー
中間淳太が選ぶ楽器がグロッケンというところが、なんとも彼らしいです。
夢の国に生きている感じといいますか。
一方、バリトンサックスは重厚感に溢れていました。
グロッケンもバリトンサックスも今までのWEST.にはなかった音で、新たな可能性を感じさせてくれました。
中間淳太は他のメンバーにはない色を持った人だと感じます。
そして、藤井流星も頑張りました。
普段楽器を弾かない彼が、いきなり3つも。
重岡大毅と二人でのユニット曲『ぼくらしく』は、アコースティックギターを演奏しながら歌を歌う弾き語り形式だったので、難易度は桁違いだったことでしょう。
本番で何度か間違えて演奏をやり直しながら、なんとか最後まで乗り切りました。
藤井流星が間違えたときの重岡大毅のフォローも温かみにあふれていて、WEST.らしい優しい空気感が素敵でした。
もちろん間違えないように練習してくるのが大切ではあるものの、コンサートの演出も担当していて忙しい彼が、成長したいと思って、他のメンバーみたいに自分も楽器に挑戦しようと決意し、努力したことには大きな価値があると思います。
あと、今回のコンサートでは小瀧漫談が会場の笑いをかっさらいました。
アコースティックコーナーで曲ふりを担当していた小瀧望。彼はただ曲ふりをするのではなく、必ず笑える話やギャグをしてから曲を振るんです。
それも毎公演違う内容で。
それは小瀧漫談と呼ばれ、ファンからも絶大な人気を誇ります。
WEST.のコンサートの代名詞として、これからの定番になればいいと願っています。
WEST.のTikTokやYouTubeにも一部アップされていますのでぜひご覧ください。
もっと詳細なPOWERの感想は以前にnoteで語ってます。
SUMMER SONIC 2023
(参戦日 8/19大阪、8/20東京)
今振り返れば、このサマソニがジャニーズWESTという名前での最後のパフォーマンスだったんですね。
それがサマソニでよかったと思えるくらい、めちゃめちゃ盛り上がりました。
とにかく暑かった夏。
それを超えるほどの熱いパフォーマンスを届けてくれました。
WEST.のパフォーマンスの素晴らしさ、これは説明するより見てもらったほうが早いです。
YouTubeにサマソニでの『僕らの理由』のパフォーマンスが上がっています。
これは絶対見ていただきたいです。
私の好きなWEST.が詰まってます。
大阪はプラチナチケットで入場したので、前から3列目でWEST.を堪能することができました。
キラキラ光る汗まで見れて感無量でした。
一方、東京は通常のチケットだったので、スタンド席で参戦。
前後左右の間隔が狭くないぶん、一緒に踊って、手振りして、めちゃくちゃ楽しかったです。
幸せってこういうことだなって思いました。
ものすごく暑くて焼けまくりましたけど、本当に行ってよかったです。
詳細な感想は以前にnoteで投稿しています。
禁じられた遊び
2023年9月8日、重岡大毅が橋本環奈とのW主演を務めた映画『禁じられた遊び』が公開となりました。
近年、重岡大毅は役者としてメキメキ頭角を現していますが、意外にも映画の出演は2016年の『溺れるナイフ』以来ありませんでした。
そんな彼がようやく7年ぶりに映画に出演。
しかも、リングで知られるホラーの巨匠・中田秀夫監督の映画で、あの橋本環奈とのダブル主演ということで、本当に嬉しかったです。
撮影していたのは2022年の夏。
ドラマ『雪女と蟹を食う』の撮影のすぐあとで、アリーナ・ドームツアーや那須川天心とのボクシング対決などが重なり、重岡大毅がものすごく忙しかった頃と思われます。
怖いのは苦手で、ホラー映画なんて見たことがなかった私ですが、そんな彼の頑張りを絶対に映画館で見なければと思い、劇場へ。
重岡大毅が演じる直人の妻、美雪は死んで怨霊と化してしまいます。
そんな美雪の存在に憔悴していく直人。
美雪が生き返ったときの「美雪、」って名前呼ぶところが、複雑な感情がよく伝わってきて至高でした。
印象的だったのは、退治しようと斧を振り下ろすときでさえも美雪への愛が滲み出ていたこと。
恐怖と愛を同時に感じさせる、重岡大毅の演技力はやっぱり凄いと思いました。
結果、劇場に4回足を運ぶこととなりました。
映画館の大スクリーンで推しの演技を堪能できるのって、めちゃくちゃ幸せなことですね。
ただこの映画公開の時期は、ジャニーズ騒動が本格化した頃で、ちょうど公開の前日にジャニーズ事務所がジャニー元社長の性加害を認める会見を行ったんですよね。
公開日の朝は例によって映画の宣伝のためワイドショーなどに出演していたのですが、各ワイドショーはジャニーズの話で持ちきり。そんな中で映画の宣伝をしなければならない状況は苦しかったのではないかと思います。
その話を振られるわけではないけれど、彼の心中を思うと、見ているこっちまで胸が張り裂けそうでした。
サシタビ第2弾
これは現場というわけではないですが、2023年嬉しかったのは、サシタビ第2弾が放映されたことです。
テレビせとうち系列で2022年に放送され大好評だったサシタビは、プロデューサーさんが1対1のサシタビというテーマで番組を作りたいと考えていた折、WEST.のYouTubeを見て、是非WEST.メンバーでと思ってくれたことから始まった番組。
第1弾は桐山照史×藤井流星でした。
なかなか見れないメンバーのサシタビをじっくり見ることができて、ファンとしても本当にありがたい番組です。そして、ただのサシタビをちゃんと面白くできるのは流石WEST.といったところ。
そして、2023年9月、第2弾として中間淳太×小瀧望のサシタビが放映されました。
最年長と最年少コンビでもありますが、WEST.の品あるコンビでもあると思ってるので、ふざけながらも終始落ち着いた大人っぽい空気が流れていたのが素敵でした。
第2弾があるのかもわからない、あったとしてもWEST.メンバーで企画してもらえるかわからない、そんな中で第2弾を再びWEST.メンバーで作っていただけたことが、本当に嬉しく、ありがたかったです。
そして、第2弾も始まってそうそうトレンド1位になり、大反響でした。
こういうのってだんだん声が小さくなるというか、第1弾は盛り上がっても、第2弾は盛り上がらないとかありがちじゃないですか。
にもかかわらず、第2弾でもこの大きな盛り上がりを見せたことが嬉しすぎて、すごくホッとしました。
これなら第3弾もあるかもしれないって望みが見えたから。
放送された9/30はジャニーズ騒動が大きくなり、先行きが不安だった頃。
サシタビの放送が取りやめになる可能性も考えていたので、ちゃんと放送いただけたことも感謝しかありません。
是非第3弾もWEST.にサシタビをさせていただけたら嬉しいです。
楽しみにしています。
ジャニーズWEST→WEST.
2023年はやはりこれが一番大きな出来事でした。
ジャニーズ事務所の崩壊と、それに伴うジャニーズWESTの改名です。
ジャニーズ事務所の元社長である故ジャニー喜多川氏がジュニアに対して性加害を働いていたのではないかと問題になり、2023年9月7日ジャニーズ事務所はそれを認める会見を行いました。
ジャニーと名のつくものは許されないという風潮が高まり、ジャニーズの名を冠するジャニーズWESTも改名を余儀なくされたのです。
番組でも他のグループは名前が出ているのに、ジャニーズWESTだけグループ名が出なかったりとかして、メンバーは苦しい思いをしたと思います。
そんな状況もあって、7人の動きは迅速でした。
会見から約1ヶ月後の2023年10月18日、ジャニーズWESTは新グループ名をYouTubeで発表し、その日からWEST.として活動を始めたのです。
楽しいこともつらいことも全てWESTだから。
WEST. のピリオドにはそんな言い切る思いが込められています。
その発表のYouTubeは今でも見れるので、見ていない人はぜひ見ていただきたいです。
これまで7人がどんな思いで活動してきて、新グループ名にどんな思いを込めたのかすべて詰まっています。
何より新グループ名発表後に歌った『証拠』にWEST.の決意がこもっています。
『ああ、この7人なら大丈夫。名前が変わってもこの7人の実力も優しさも何も変わらないや』って安心させてくれる強さがありました。
歌にこれほど思いを乗せられる、歌でここまで届けられる、それがWEST.の凄さです。
メンバーの濵田崇裕はこのとき歌った証拠についてこう語っています。
「俺らジャニーズって名前つけないとジャニーズってわかってもらえない」そんな後ろ向きな思いでジャニーズという名前をグループ名に入れてもらったWEST。
それから9年、ジャニーズという名前がなくてもWESTとして勝負できるようになったんだ、とむしろ感動すら覚えました。
グループ名が変わることにもやもやした思いを抱えていたけれど、この発表でスッキリしたというか、とても前向きな改名になったと思えます。
2024年はいよいよ10周年
さあ、激動の2023年を終えて、2024年はいよいよWEST.が10周年を迎えます。
ジャニーズ事務所が無くなり、
STARTO ENTERTAINMENT になったにも関わらず、相変わらず風当たりの強い日々。
10周年が盛り上がるのか正直不安だらけではありますが、WEST.が7人で7人らしく活動できる場が守られますように、と祈るばかりです。
アリーナツアーは発表されていますが、10周年だからドームツアーもやってくれると信じていますし、フェスもたくさん出てほしい。
少しでも多くの現場で少しでも多くWEST.が見れる1年にしたいです。
WEST.としては2024年にWESTube(WEST.のYouTube)チャンネル登録者数100万人を目標としています。
2024/3/9現在は85.1万人。
じわじわ増えているものの、今のペースだと1年で達成できるかだいぶギリギリなんですよね。
年間100本の動画を投稿するということで、メンバーも頑張っていますし、純粋に面白いと思うので、まだ登録していない人は是非登録してあげてください。
嫌なこと忘れて楽しい時間を過ごせるかと。
もう2024年も2ヶ月が経過し、重岡大毅主演の映画『ある閉ざされた雪の山荘で』が大ヒットしたり、桐山照史の病気の件があったり、すでに話したいこと盛り盛りではありますが、それはまた1年後にnoteで振り返れればと思います。
noteを読んでくださった皆さん、X(Twitter)で関わりのある皆さん、2023年は大変お世話になりました。
2024年もどうぞよろしくお願いいたします。
唯畏
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