見ず知らずの子犬とサバイバルな巻き
内装工事の手伝いで終わるかと思ったら、予想に反して充実していたひな祭りの今日。
突然だけど、義母は編みものがとっても上手だ。
私のジャケットとか小物とかよく作ってくれるのだが、みるぅの服ももれなくだ。
よく最近の子は財布がいくつもあって…というけど、俺の場合はスタイリストと縫製工場を複数もっている。クローゼットがいくつあっても足りない。
今回作ってくれたもののうちの一着。
季節の変わり目にちょうど良さそうな薄手のパステルブルーのセーター。
編み棒と毛糸玉だけでこれを作り上げるのが本当にすごい。尊敬。
午後イチで、今いる街から車で30分のさらなる田舎街へ。目的地は、義母がコンタクトを取っているélevage(ブリーダー)の家。
義母は前から犬を飼いたいと言っていたのだが、一人暮らしで外にも出られない状態となると、さらにその欲は高まるようで。気持ちは痛いほどよくわかる。私もみるぅがいなければどうなっていたことか…。
今まで大小様々な犬を飼ってきた義母だけれども、今回はみるぅに感化されてマルチーズをお迎えしたいとのこと。
ちょうど近くのブリーダーで生まれて一か月ほどの子犬がいるというのでその子を予約するためにランデブーをとったらしい。私としては、そりゃ工事の手伝いより子犬でしょう!!ということで、義母に付き添うことにした。
義母が予約した男の子は一瞬だけ登場してすぐに小屋に戻って行ったけど、ちょうど我々の後にお迎えが来るというマルチーズの女の子がずっと目の前に。
なんだこの信じがたい可愛いさ…
触れはできないけど、ひな祭りの日にこんな可愛いらしい女の子にお目もじできてとろけてしまいそうだ。。
みるぅも、この子は赤ちゃんなんだとわかっているのか、いつもみたくはぁはぁ遊んでモードに入らずじっと物珍しそうに彼女を眺めていた。君も5年前はこんな感じだったんだよ…
心なしか見つめる顔がお兄さんに。
タイトル : ワン・ダイレクション
みるぅを約6年前に迎えに行った日のことが思い出されて、なんだか懐かしくて不思議な気持ちに。みるぅもきっと同じくだろう。
今年は何もできまいと思っていたが、夜は、限られすぎている食材と賞味期限が5年前(!)の未開封の海苔を使って、サバイバルクッキング、巻き寿司を作ってみた。年始に飲まずに取っておいたシャンパーニュを開けたいだけという説もある。
卵焼きを作って、冷凍の白身魚フライに火を通す。海老フライ巻きが美味しかったから、きっとフライ系はアリに違いないという推測。あとはSurimiという名のカニカマとレタス、にんじん、コリアンダー。
菜箸も割り箸もないけど、なぜか使ったことのない卵焼き用のフライパンと巻きすがあるという不思議なおうちである。
すしのこもなければ米酢もないので、唯一あったりんご酢とグラニュー糖と塩でなんちゃって寿司酢のようなものを作った。なんとかなった。
サバイバルな即興料理にしては、うまいことまとまったのではないでしょうか!
よくよく見ると、菱餅のカタチに見えなくもない?
2合分まるまる米を使ったのだけど、ほぼなくなって嬉しいかぎり。
それにしても、次来るときはせめて割り箸と菜箸くらいは持ってこよう…。
あの子可愛かったな…むにゃむにゃ💤