フランス屈指の美しい広場がある街、アラス(Arras)へ
民活@北フランス
フランス生活で避けては通れない、滞在許可証などにまつわるお役所関連手続きのあれこれ。それらを移民活動、略して民活などと勝手に呼んでいるわけだが、本日めでたく一区切りついたので、そのお話を北フランスの美しい風景とともにお届けしたい。
なお今回の手続き、はじまりは昨年末にさかのぼる。こちらの記事の後半をご参照。
この記事の追伸で書いた「やっぱりそんな甘くねえな!」って部分。
年明け、あれはたしか日本に行く前の週だったな。準備万端で市庁舎まで馳せ参じて担当の方との面接に臨んだわけだけど、なんの難しいことはなく、現状の説明や先方から聞かれたことに答えたのみ。最後は「パリよりも生活の質は格段に上がるわよね〜仕事探すの難儀だけど」なんて世間話をして、問題ナッシングだから通しとくわ!と言ってもらえて終了。お役所関係で嫌な思いを一度もしたことがないなんてね・・・奇跡じゃないの本当。
それからおよそ1ヶ月半で、「Youの許可証、準備できたでー」とSMSに連絡がきた。で、受け取りのランデブーをとったのが今日の午後。
パドカレ(Pas-de-Calais)の県庁、アラス(Arras)
北フランスの街、Arras:アラスといえば、マクシミリアン・ロベスピエールの出生地という知識(=ベルばら由来)とパリから北方面へのTGVが一番最初に止まる駅という認識くらい。あとOtto氏から、とても美しい広場が有名だということは聞いていた。この記事によれば、本当にそうらしい。
去年の秋にパリから北フランスに引っ越して、ここに来るのはかれこれ今回で3回目となるけれど、いつもOtto氏の車で県庁に直行&直帰していたので、街散策もなにもしたことがなかった。なんてもったいない!ようやく少し暖かくなってきたし、電車で馳せ参じてついでに街の観光なんかもしてみよう。
旅の相棒は決まってこの方。
久しぶりの電車旅。相変わらずどこでも編み狂。
アラスの駅につきましてよ。駅自体はこれといった特徴なし。
Googleマップによれば、駅から県庁までは徒歩30分ちかくかかる模様。時間に余裕を持って街に到着したのでランデブーまで2時間はあるから、まずはその美しい広場を目指そう。
ザ・ヨーロッパの旧市街な石畳の小さな通路をてくてく歩いて10分ほどたつと、突如視界が開ける。辿り着いたのがグラン・プラス(Grand’Place)。
いや、美しいんだけれども、中央に所狭しと止まっている車たちのせいでなんだか拍子抜け。たしかにここがきらびやかに輝いてクリスマスマーケットがたてばそりゃ美しいでしょうが・・・。うん、また12月に連れてきてもらうことにしようそうしよう。
気を取り直してもうひとつの広場ってのに行きたいけれども、絶望的に方向音痴な私はこの後近辺をぐーるぐる。実は隣り合っているというのに!一体全体本当にどうかしている・・・とぶつぶつ言ってたら、ようやく着きましてね。
こちらが、「英雄の広場」。フランス語読みすると「エロ広場(Place des Héros)」。
広場ちかくの街歩きでひときわ目をひいたお店、「カワイイモチ」。
ひとしきり広場近辺を満喫して写真撮影なども済ませたら、学生で賑わうブーランジュリーでスリミのサンドイッチを買って、県庁前でランデブーまで暇をつぶす。
はい、おなじみの県庁到着。完全予約制かつ人数も少ないゆえコントロールもへったくれもないということは過去2回の訪問でわかっていたので、俺完全バッグインで待合室にて名前が呼ばれるのを待つ。
名前が呼ばれたのは予約時間から20分近くたってからだったけど、パスポートと古い滞在許可証を提出、Timbre fiscal(収入印紙)のPDFを見せて、サクサクと新しい許可証をいただくことができた。いままでも、これからも、住まわせていただいてどうもありがとうございます。Vive la France🇫🇷
あーこれで当分年末年始に期限切れ気にせず日本に行ける!達成感と疲労感に包まれながら、今宵はいつもよりちょっと多めに飲んてしまおう🍷
あ、ちなみに今回のアラス旅、TGVのプロモ価格で往復なんと4ユーロ!でございましたー。パリのメトロチケット2回分より安い!激インフレのなか本当にありがたや・・・。
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