もがくことを諦めないで。

私は別段大きな苦労をしてきたわけじゃない、何事もそこそこでやってきた、いわゆる平凡な人間だと思う。

だけど、そんな平凡な人間でも、中高生の頃はいろんなことで悩んでもがいていた。
なんとなく友達から嫌われている気がするとか、なんか部活で上手くいかないとか、数学の先生が怖いとか、今思えばとても小さいことだけど、
あの頃の自分には大きなことで、必死で、すごく苦しかった。

なにが言いたいって、今とても苦しいと思っていても、
時間が過ぎたり、見る世界が変わったりすると、案外小さなことだったりする。
それは私が恵まれていたからこそ思えることなのかもしれない。
今苦しんでいる人に、そんなのちっぽけなことだって言いたいわけではない。口が裂けても言えない。

平凡なりに、必死に悩んでもがいていた私から言いたいのは、
「もがくことを諦めないでほしい」ということ。

もがく道が長いか短いかはわからないけれど、どこかにきっと抜け出す道があるはずだから。
抜け出す道が前にあるとは限らない。
案外、後ろにあったり上にあったりするもんだ。
だから、逃げてもいい。立ち止まってもいい。
ただ、諦めないで。