こっそりスイカゲーム|日記
2月19日月曜日 朝
7時前に目覚める。外は雨のようだが寝起きの調子は悪くない。
それでも結局、今日も8時ころまで布団でまったりしてしまった。
昨日聞けなかったTBSラジオ 安住紳一郎の日曜天国を聞く。
よくもまあ毎週こんなにマシンガントークできるだけのネタがあるよなあと感心する。
そりゃあんた。番組としてしっかりとしたトークテーマやコーナーが前もって企画されているだろうし、特にメインMCの安住さんは日々忙しく全国を飛び回ったり、帯番組に出演しているのでちょっとした面白エピソードには事欠かないだろう。
だがこの番組(というか安住紳一郎)の面白さはそれ以上に、皆がうっかり見落としてしまうような、誰も気にも留めないような事象に気が付くタイプの人間で、そこを膨らませる能力が異様に高いと思う。もう変態の域だ。
そこが好きなんだよなあ、とまた安住さんの話題を出してしまった。
なぜか左右両方のおケツが痛い。筋肉痛のようだ。
なぜだ。なぜだ。
昨日を振り返ってみる。
日曜日
今日こそはなにもせず、ゆっくり身体を休めるぞと鼻息荒く朝のコーヒーを淹れた。
そこから5時間ほど。
たぶん気づいたらお昼を過ぎていたので本当に5時間くらい。
スイカゲームをしていた。
ちなみにわたしはandroidユーザーなので、まだ公式アプリでは遊べない。
インストールしているのは海賊版。
なのでこの話は大きな声ではできない。
noteならこっそり話せるだろう。いいだろう。
わたしが愛用している海賊版スイカゲームは本家よりもビジュアルが好みで気に入っている。
始めたばかりの頃はスイカを育てるために必死だった。テトリスのように落ちてくる果物たちを駆使しながらくっつけて大きくしていく。
それがある日、これはもしかして落ちてくる順に右に並べていけば自ずと大きく育っていくのでは?と気付いてしまった。
いや、そうじゃないかもだけどそんな気がする。
それ以来、そのゲームの作り手の意図に挑むという、本来の楽しみ方ではなさそうな向き合い方を初めてしまって、これがわたしをスイカ沼に引きずり込んでいったのだ。
詰まるところただただゲーム三昧で半日過ごしていたわけである。
スイカにするのはもうなんてことない。朝飯前だ。
次はスイカを増やすことに躍起になった。
しかしこの2個目が絶対に完成しない。
本家の攻略動画を見ても、皆揃って2個目に苦戦している。
これは成功したらかなりの偉業ではないか。
でも海賊版だからうっかり動画にして公開することはできない。。
悩みが出来てしまった。くっ。。。
海賊スイカを切り良いところでエイや!とやめて昼ご飯。
今日は冷凍庫に眠っていたビャンビャン麺。
食べるたびに「なんでここまで幅広にした?」と思うがこの幅が美味しくさせているな。
今日はタレを自作したが、市販のものよりあっさりして美味しく出来た。
午後は撮り溜めていたドラマ「春になれば」を最新話まで一気に見る。
Snow Manの深沢くん目当てに録画しているが、どうにもテレビを定期的に見るのが苦手で、奇跡的に気分が乗ったらまとめて見る。
だもんで未視聴の番組が山ほどあって。
楽しみを温存してしまうのは良いのか悪いのか。
「春になれば」は死期が3か月後に迫る父親と、3か月後に結婚する(したい)娘のお話。
死をメインの題材にするのは好きではないので、見るに至っていなかった。
わたしは父親が里芋に似ていると散々いじっておきながら、未だに父とどう接したらよいか分からない。探り探りである。
それはわたしが幼少期から大学を卒業するまでずっと、父は単身赴任で海外生活が長く、ほとんど一緒に暮らしたことがないことが影響している。
もちろん両親の夫婦仲、家族仲は良好だったし、いまも皆それぞれが健やかに暮らしている。
ただ、父とのオフラインの日常がスコンと抜け落ちている。
帰国するのは年に1~2回、それもせいぜい4日、たまに長くて1週間ほどだったと記憶している。
普段のコミュニケーションはもっぱら国際電話。
今のようにLINEもなかったのでテレビ電話もできなかったし、当時の国際電話はタイムラグが激しく、うまく話せなかった。
幼い頃はもっと遊んで欲しかった。
出国する日の朝はいつも、玄関でこの世の終わりのように大泣きしながら見送った。
思春期は部活の大会に来て欲しかったし、恋愛の話も共有したかった。
大学生の頃は将来の夢を語りたかったし、最も身近なビジネスマンとして仕事の話を聞きたかった。
こんな話をしたかったんじゃない。
劇中の深沢くんのイケメンぶりを伝えたかったのに。
まあ、父娘の話をいうことで自分と重ねてしまい、だが3か月後も恐らくうちの父は元気だろうけども、誰だっていつ死ぬか分からないとかなんとか、なんだか話が大袈裟になってきたところでドラマを見始めたわけである。
ドラマはまだしばらく続く。
テーマが軽くないからか、描写はとてもポップなテイストになっている。
それが余計に切なくさせるが、わたしは最終回まで見届けるつもり。
ところでどこでお尻痛くなったんだろう?
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