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将棋めしとおやつの旅・神奈川~愛知(11)カフェ ジャンシアーヌ・その2

 生スイーツのぴよりんはとても美味であったが、これから家まで長い時間がかかるゆえ持ち帰りを諦めた。代わりにお土産として「ぴよりんサブレ」と「ぴよりんマシュマロ」を購入して店を出た。

 ぴよりんとこちらのサブレ、マシュマロともに、いずれもJR名古屋駅コンコースにある、『ぴよりんSTATION カフェ ジャンシアーヌ』と『ぴよりんショップ』で求めることができる。

 では、帰宅してからの食レポを記録しよう。

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 「ぴよりんサブレ」はぴよりんの形をしたサブレだ。目とくちばしとトサカと羽が型押しで表現されている。生スイーツぴよりんを上から押しつぶして重心低めにしたような体型には親近感を覚える。
 ザクザクとした食感は、まさしくサブレだ。鳩〇ブレーほど強固でないから、お年を召した方にも安心である。
 箱に印刷されているぴよりんは右手を上げているのに、サブレ本体は左手を上げているところ以外に気になる点は無い。細かすぎて伝わらないだろうか。
 8枚入りで540円。ちょっと配るためのお土産に丁度良い。

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 映えん画像ばかりで申し訳ないが、マシュマロの方もご覧いただこう。
6体入りで840円だ。

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 ピンクのは一瞬ポケモンを想起した。こんなのがいたような気がする。おでこのところにクルンというのがあるやつ。ガンダムにもいたな。歌姫の近くで飛んでいるやつ。いや、ぴよ将棋のひよこかひよりかひよえか…。

 マシュマロは家族全員苦手なのにその場の雰囲気で買ってしまったが、さて、どうしたものか。

 ふと、かつてプレゼントにもらった、コーヒーに浮かべる猫型マシュマロを思い出した。猫がコーヒー風呂に浸かっているかのように見える可愛いマシュマロだ。
 ぴよりんも風呂に入れてあげよう。憎きひよ音を沈めてやろうなんてこれっぽっちしか思っていない。(注:ぴよ将棋)
 急いでコーヒーを沸かした。

 私なりのぴよりんチャレンジは大失敗。ドボンともんどりうって逆さまになったぴよりんを慌ててスプーンで掬っ、いや、救ったが、画像を撮る余裕は無く、一呼吸してから動画を撮った。

 コーヒーが目に染みて、マスカラが滲んでいるかのようなぴよりん。

 意外とゆっくり溶けていく。あまりに変化が遅いのでこの動画は2倍速にしてある。仰向けに浮かべてもうつ伏せになりたがる陰キャ仕様だから、ぴよりんの悲しそうな顔を見たくないなら別の食べ方をしてほしい。
 あと、コーヒーカップの中はべったり汚れて乾くとカピカピになって取れにくい。飲み干すと同時くらいの素早さで洗うことを推奨する。
 コーヒーに混ざった時の味は…好みがわかれるかもしれないが、先にリンクを貼っておいた猫のが美味いと思う。そもそもぴよりんはコーヒーに浮かべるために作られてはいないから。

 何かほかに食べ方は無いかと検索したところ、焼きマシュマロが目に入った。鉄串に刺してバーベキューなどアウトドアで楽しむことができるらしいが、前回お送りした生スイーツぴよりんへの仕打ち以上に残酷な画が撮れそうなので却下だ。
 フライパンやオーブントースターでも焼けると書いてあるので、オーブントースターでチャレンジしてみた。3分以上焼くと焦げるらしい。つまみはきっちり3分だ。少し日焼けしてワイルドになったぴよりんを見てみたい。

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 黄色とピンクが仲良く並ぶ可愛い光景。

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 え…。

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 慌てて出して皿に載せるとあっという間にしぼんだ。光速流といったところか。こちらこそ動画を撮れば良かった。

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 仮面を剥ぐと中は溶岩のように熱くドロドロである。串に刺してガスコンロで焼いていたら、今頃ドロッドロの黄色とピンクの不気味な液体にまみれた五徳を泣きながら掃除している私がいたはずだ。危なかった。
 
 乾いたガワとドロドロをフォークで掬っていただく。これはいったいどういう食べ物なんだろうと考えを巡らせ率直に言うと、ぴよりんマシュマロは、ありのまま普通に食べるのが正解だろう。
 まだひとつも普通に食べていないが、もう今日は勘弁してほしい。もう無理。負けと知りつつ、目を覆うような手を指して頑張ることは結構辛く抵抗があるが、この場面でのその気持ちは不要だ。健康のためにも。
 

(つづく)


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