40歳の壁
あと１年で40歳。じわじわとその目に見えぬ壁は迫ってくる。
30歳になってからの自分は、少し時間が出来ると、韓国ドラマを観たり、BTSに沼落ちしたり、宅トレをしたり、Voicyを聴いたり、凝った料理を作ったり。子供が産まれて一気になくなっていた自分が好きなことをできる時間が子どもの成長につれて増えて、とても楽しかった。仕事や子育てで疲れた身体を、その時間が癒していた。
一方、仕事では薬剤師として働き経験を少しずつ積み重ねる中で、まだ未熟な所もたくさんあるけれど、自分がどんな時にやりがいを感じているのかが明確に分かってきた。
それは、患者さんや周りの医療スタッフなどに相談された時に具体的な説明、前向きなアドバイスが出来た時。そもそも、相談されることもとても嬉しいし、信頼関係を築けている証拠でもある。
そんな充実感も満足感も感じていた私に、アドバイスの引き出しを増やしたい為に数年前からうっすらと描いていた夢をちらつかせながら40歳の壁が迫ってきた。
よく聴くVoicyパーソナリティー 尾石晴さんの著書「40歳の壁をスルッと越える人生戦略」は２年前に購入していたのだが、久々に手に取ってみると２年前の自分より10倍、いや100倍心に響いた。
いつもそうだ。テストは一夜漬け。申し込みは締め切り日までなかなか踏ん切りがつかない。私は差し迫らないとなかなかスイッチが入らない。
「今日が人生で一番若い日」という言葉が、私の頭の中の40歳の壁に書き加えられてある。
尾石晴さんの本を読み具体的に考え出すと、だんだんその壁が迫ってくる恐怖よりも、越えるワクワクが勝ってきた。
「スルッと」は難しくとも、「よいしょと」で越えてもいい。
覚悟と信念を持って、私はその壁を越える為に、美筋ヨガインストラクター養成講座の11期生の申し込みをした。早割申し込み期日当日に。
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